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アレックス・タバロック 「企業の経営者が実力以上の報酬を支払われるべき理由」

●Alex Tabarrok, “Why executives should be paid more than they deserve”(Marginal Revolution, September 22, 2003)


企業の従業員に対する賃金の支払いが限界生産性に応じてなされているとすると、なぜCEO(最高経営責任者)の中にあれほど高額の報酬を受け取っている人物が存在するのかを理解することは困難となる。しかし、ここでCEOの報酬を(トーナメント戦での勝者に与えられる)賞金(prize)の一種だと考えてみるとどうだろうか。高額の賞金の存在はCEOの地位を目指して多くの人々(最終的にはCEOになれない人々も含めて)が一生懸命に働く動機付けとなることだろう。ラジアー(Edward P. Lazear)とローゼン(Sherwin Rosen)のトーナメント・モデル(JSTOR)によると、 企業の利潤が低下しているにもかかわらずCEOの報酬が上昇することは理にかなっている可能性さえあるのだ。結局のところ、やる気が何よりも必要とされる状況においてこそ賞金の額は最も高く設定されるべきではないだろうか?  こんなことを言うと、やはり経済学者は資本家階級のちょうちん持ちに過ぎないのだと感じられる御仁もおられるに違いないが。


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