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アレックス・タバロック 「男女関係の経済学」

●Alex Tabarrok, “Economics of relationships”(Marginal Revolution, September 21, 2004)


これから愛しの妻とのエピソードについてちょっとだけ語らせてもらうが、しばらく辛抱してほしい。すぐに終わるし、最終的にはちゃんと経済学に結び付けてオチをつけると約束する。だからちょっとだけ我慢してもらいたい。

私から妻に電話をかける回数よりも妻から電話をもらう回数の方が多い。そのため妻から次のような不満を言われることがある。「どうして電話してくれなかったの? 私と話したくないの?」 そんなわけはない。話したいに決まっている。それではどうして私は電話をかけなかったのだろうか? 私の代わりにグレン・ホイットマン(Glen Whitman)がAgoraphiliaブログでその答えを説明してくれている

例えば、テッドは1日おきに電話で話したいと考えており、シェイラは毎日電話したいと考えているとしよう。この場合、(2人が電話で会話する)全体の3分の2はシェイラが電話をかけることになると思われるかもしれない。しかし、実際にはいつもシェイラが電話をかけることになるのである。月曜日にシェイラと電話で話した後、テッドは(1日空けて)水曜日に電話をかけようと考える。しかし、翌日の火曜日にはシェイラから電話がかかってくることになる。すると当初の(水曜日に電話をかけようという)予定はリセットされて、テッドは「木曜日に電話をかけよう」と予定を変更することになる。しかし、水曜日になるとシェイラから再び電話がかかってくるためテッドの予定は再び変更され、・・・というように、電話をかけるのはいつもシェイラということになるわけだ。テッドから電話がかかってくることがないため、「彼は私のことなんてどうでもいいと思っているんだわ」とシェイラの不満は募るばかりというわけだ。

ホイットマンはこれと同様のモデルを用いて男女関係のその他のいざこざ(具体的に言わなくともわかるだろう)についても説明している。

折角なのでAgoraphiliaブログの宣伝をしておこう。ホイットマンが執筆しているこちらのエントリーでは最適なヘアカットの問題(髪をどの程度の長さだけ切るのが最適か?)が論じられている。ブログの共同参加者であるトム・ベル(Tom Bell)が執筆しているこちらのエントリーではアイスクリームと人体冷凍保存(cryonics)との関係が話題にされている。「なるほど。おちゃらけたブログなわけね」と思われては困るので、ホイットマンのこちらのエントリーも紹介しておこう。このエントリーではHSA(医療貯蓄口座)について優れた考察がなされている。


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