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タイラー・コーエン「デトロイト美術館の経済学」(2014年3月30日)

Tyler Cowen, “The Economics of Detroit art museum“(Marginal Revolution, March 30, 2014)

幸運なことに費用を推計するのは簡単なことだ。そして絵画の展示費用は主として時価から算出できる。16世紀フランドル画家ピーター・ブリューゲル(父)の「婚礼の踊り」を例に取ってみよう。デトロイト美術館の観者はこの絵を1930年から楽しんできた。将来世代のためにこの絵を保存するのにどれくらい費用がかかるだろうか。

結果、かなりの金額になることがわかった。クリスティーズによると、このキャンバスひとつで2億ドルに上る可能性があるという。金利が通常レベルに戻れば、例えば6%としよう、(同額の投資の)放棄利子利益は一年で約1200万ドルになる。

もし美術館が年間2000時間オープンしていると推定して、ギャラリー空間や他の間接的費用を無視するならば、展示された絵画を維持する費用は一時間あたり6000ドル以上だ。一年を通して、一時間に平均5人の観者が訪れるとして、ひとりにつき一時間1200ドル以上の体験を提供していることになる。


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