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タイラー・コーエン「ノーマン・ロックウェルを売ってしまえ」(2017年11月17日)

Tyler Cowen, “Let them sell the Norman Rockwells“(Marginal Revolution, November 17, 2017)

そう、バークシャー美術館のことだ。彼らは40枚の絵画をサザビーズで売却する予定で、そのうちの2枚はとても特別なノーマン・ロックウェルの絵画だった。だが、直前になって、裁判所が中止命令を出した。絵画の売却は美術館の信頼を害するものであると、(不十分な正当性のみで)主張した。以上が私のブルームバーグコラムの設定で、以下がその抜粋だ。

悲しい事実は、バークシャー美術館の運営陣は単にアメリカ美術をあまり大切にしなくなったということだ。少なくとも組織的観点ではそうだ。その現実を踏まえ、重要な美術品を彼らに任せないほうが実際のところ良い。

裁判所の決定は12月に再審議されるが、(美術館が所蔵品に対して)完全で明瞭な権利を有するとして所蔵品の売却を成し遂げるのが難しくなったことをこれは意味する。不確実さと周囲のネガティブな世論の両方が買主を怖がらせて退散させてしまうし、これから長い期間マーケットをダメにするかもしれない。

リンク先のコラムにはもっと詳細を書いている。もちろん売却に反対する理由としては、売却が頻繁に行われる世界では美術館は寄贈者が納得いく拘束約定を締結することが難しくなることだ。寄贈者は自分が寄贈した美術品をマーケットで売却されて再利用されたくなんてないという場合が多い。しかし、売却ゼロの均衡はアートの世界にとって価値を相当破壊する。この問題は時間が経つにつれ大きくなっていき、所蔵品の数と美術館の過去の不適切なコミットメントは積みあがっていく。少なくとも、遅かれ早かれ破綻状態が始まる。錆びは眠らない。などなど。

教会は停滞しているアメリカの主要都市に、あれ程の土地を全部、本当に所有しておくべきだろうか?


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