経済学101は主に皆様の寄付によって賄われています。温かい支援をお待ちしています

タイラー・コーエン 「嘘とコミュニケーション媒体」(2004年2月13日)

●Tyler Cowen, “You lie more over the phone”(Marginal Revolution, February 13, 2004)


メール(電子メール)でやり取りする場合よりも電話でやり取りする場合の方が嘘が出やすい。その理由は? メールはやり取りの記録が残るためだ。相手にその記録を辿られて嘘が見つかってしまうのではないかと心配になってしまうのだ。

コーネル大学の教授であるジェフ・ハンコック(Jeff Hancock)は30名の学生(被験者)を集めて1週間の間に交わされた会話(対話)の記録を日記に記しておくようにお願いした。1週間の間に誰かと会話(最低でも10分は続いた会話)を交わした回数はどのくらいか、どのような手段(コミュニケーション媒体)を使ってやり取りしたか、相手に嘘をついた回数はどのくらいか。そういった情報を日記に記してもらったのだ。

ハンコックは被験者たちの日記の記録をもとにしてコミュニケーション媒体ごとの嘘率1を計算した。その結果、メールを使ったやり取りでの嘘率は14%、インスタントメッセージ(IM)を使ったやり取りでの嘘率は21%、対面での会話での嘘率は27%であることが判明した。そして嘘率が一番高かったのが電話を使ったやり取り(電話越しの会話)であり、その値は37%。

嘘の多さよ! 全文はこちら2

  1. 訳注;例えば、1週間の間に誰かと面と向かって(対面で)会話をした回数が100回であり、そのうち15回の会話で何かしらの嘘をついたとしたら、(対面での会話での)嘘率は15%ということになる。 []
  2. 訳注;この研究結果に興味がある向きは次のTEDトーク(日本語字幕付き)もご覧になられるといいかもしれない。 ●「ジェフ・ハンコック:嘘つき達の未来」 []

コメントを残す