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タイラー・コーエン 「至る所に市場あり【ツアー編】」(2007年9月18日、2010年11月13日、2015年2月21日)/ デビッド・ベックワース 「南極アイスマラソンツアー」(2009年8月24日)

●Tyler Cowen, “I am so jealous”(Marginal Revolution, September 18, 2007)


至る所に市場ありロンドン発シドニー行きのバスツアーがあるようだ1。シドニーに着くまでに一体どんだけかかるねんとお思いかもしれないが、12週間かかるとのこと。

情報を寄せてくれたJoseに感謝。

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●Tyler Cowen, “Markets in everything”(Marginal Revolution, November 13, 2010)


Courtney Knappに教えてもらった情報だが、「ぬいぐるみツアー」なるものがあるようだ2

あなたからお預かりした大事なぬいぐるみをロマンチックな旅へお連れします。行き先はパリ。お値段は100ユーロから。

当社が責任を持ってあなたの小さなお友達にまるまる一週間かけてパリの絶景をお見せします。壮麗な歴史的建造物にお連れするだけではありません。美しい街路を一緒にお散歩もしますし、豪勢なフランス料理を一緒に満喫もいたします。あなたの小さなお友達をお連れする具体的な場所は以下の通りです。毎晩メールでその日の出来事をお伝えします(旅先でのお写真(30枚超)に渡航証明書、小さな小さなパリ土産もお渡しすることは言うまでもありません)。

あなたの大事なぬいぐるみをお連れする場所:エッフェル塔、シャンゼリゼ通り、エトワール凱旋門、その他多数。

プレミアコースまであるらしい。

あなたの小さなお友達がパリをもっと見たがっているご様子でしたら是非とも延長コースをご確認ください。滞在期間を4日間延長するコースを4タイプ取り揃えております。フランスの首都にある特別な場所へあなたのかわいいぬいぐるみをお連れいたします。

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●Tyler Cowen, “The Sacred Introvert Retreat Tour markets in everything”(Marginal Revolution, February 21, 2015)


今年の5月に「Sacred Introvert Retreat Tour」(内気な人間のためのリトリートツアー。内気な人間に癒しと解放を!)の第一弾が催される。発起人はリサ・エーヴベリー(Lisa Avebury)。ツアー参加者たちはグラストンベリーや南東イングランドの各地を10日間かけて旅する。宿泊地では各人に一部屋ずつあてがわれ、一日置きに「遠征日」が設けられる。「遠征日」には(パワースポットたる)グラストンベリー修道院の静謐な雰囲気の中でゆっくり体を休めて元気を取り戻すのだ。ツアーではストーンサークルやチャリスウェル――聖杯が隠されていると噂される井戸――といった神秘的で由緒あるスポットも訪れる。中世に建てられた教会やローマン・バスを訪れてリラックスしたり、やりたい人だけが集まってヨガで汗をかいたり、日が暮れると火のついた松明(たいまつ)を持って練り歩いたり焚き火の周りに集まったりもするという。

ツアーの発起人であるリサ・エーヴベリーは自分も内気な人間と語る。内気でおとなしい人たちに団体で旅行する機会――それも内気でおとなしい人たちのニーズに応えるような団体旅行の機会、喋らなくても気まずくなくて他人と交わるかどうかが自分で選べて義務付けられていない団体旅行の機会――を与えてやりたいと思ってツアー会社を立ち上げたという。ツアーのお値段は(飛行機代抜きで)米ドルに換算すると3795ドル。今回で終わりにするのではなくて第二弾、第三弾と続けていきたいというのがエーヴベリーの願いだという。

全文はこちら。情報を寄せてくれたMichael Rosenwaldに感謝。

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●David Beckworth, “An Inspiring Picture”(Macro Musings Blog, August 24, 2009)


いつもとは違った話題を取り上げるとしよう。まずは見ているだけで発奮させられるような写真を紹介しよう。

この写真は南極アイスマラソンのワンシーンを切り取ったものだ。南極アイスマラソンツアーの詳細は以下の通り。

第11回南極アイスマラソン(ハーフ&フル)の開催予定日は2010年3月7日。「これぞ自然」という地球の端を走っていると氷山にペンギンにアザラシにクジラが目と鼻の先を通り過ぎていく。南極へ向かう船の上では歴史学者や科学者が(南極についてあれこれと)講義をしてくれるだけではなく、アザラシの棲家やペンギンの繁殖地に近づいたり観測基地に到着するたびに野生動物観察ツアーのガイドを務めてくれる。

こういう風変わりなマラソンにはついつい惹きつけられてしまう。いつか走ってみたいものだ。南極アイスマラソンの他にも万里の長城マラソンだとかキリマンジャロマラソンだとかというのもある。今のところはヒューストンマラソンあたりで妥協してこれでも肺がんや消火器がんの予防に役立っているんだと満足しておくとしよう。

  1. 訳注;基本的にはバスで陸路を移動しながら各国の観光名所を回るが、海を渡るためにフェリーも使われる。 []
  2. 訳注;リンク切れ []

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