タイラー・コーエン 「最も幸せそうに見える経済学者は誰?」(2008年6月18日)

●Tyler Cowen, “Who is the happiest-looking economist?”(Marginal Revolution, June 18, 2008)


街を歩く一般人に、複数の経済学者の顔写真――顔写真は、各人のホームページにアップされているものを使用――を見せて、「この中で誰が一番幸せそうに見えますか?」と尋ねたところ、エドモンド・フェルプス(Edmund Phelps)に一番多くの票が集まったということだ。詳しくは、こちら(pdf)の論文(“Mirror, mirror on the wall, who is the happiest of them all?) [1] 訳注;ジャーナル掲載版はこちらを参照のこと。ウィル・ウィルキンソン(Will Wilkinson)もこちらのエントリーでこの論文を話題にしているが――そもそも、この論文を知ったきっかけはウィルキンソン――、内容の要約がてらに、論文の中から以下の文章を引用している。

・・・(略)・・・若き経済学徒へのアドバイスをまとめると、次のようになるだろう。幸せになりたいのなら、マクロ経済学者になるか、「幸福の経済学」の研究者になるべし。ノーベル(経済学)賞を受賞したからといって、幸福度が増すわけじゃない。女性ウケがよくなりたいなら、エドモンド・フェルプス、ブルーノ・フライ(Bruno Frey)リチャード・イースタリン(Richard Easterlin)に教えを乞うべし。赤ワインのような年の取り方をしたいなら(年寄りウケがよくなりたいなら)、ジョセフ・スティグリッツ(Joseph Stiglitz)ジャン・ティロール(Jean Tirole)がその秘訣を知っているはずだから、教えを乞うといい。一方で、イースタリンには聞いても無駄だ。

今回の候補には含まれていないが、ミルトン・フリードマンも大抵は大変幸せそうに見えたものだ。

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1 訳注;ジャーナル掲載版はこちら
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