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ジョセフ・ヒース
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トロント大学哲学教授。哲学部および公共政策学部で教鞭をとる。批判理論 (critical social theory) を軸に商道徳(あるいは商業倫理、企業倫理)や合理的選択など関心領域は多岐にわたる。
マギル大でチャールズ・テイラーに、ノースウェスタン大でユルゲン・ハーバーマスの下で学ぶ。
著作は『資本主義が嫌いな人のための経済学』、『ルールに従う』、『反逆の神話』(アンドルー・ポターとの共著)、『啓蒙思想2.0』が邦訳されている。
マギル大学よりBA(哲学)、ノースウェスタン大学よりPh. D.(哲学)取得。
ジョセフ・ヒース「左派は再分配に傾倒すれば、限定的な支持しか得られないだろう」(2014年9月5日)
人々の利他心に訴えても、選挙で過半数を獲得する強力な基盤とならない
ジョセフ・ヒース「『啓蒙思想2.0』についてのQ&A:コーエン賞受賞記念インタビュー」(2015年3月16日)
啓蒙思想2.0の戦略は、もっとよく考えろと個人に責任を押し付けてしまうのではなく、合理性とは集団的に達成されるものと捉え、環境の側面に着目し、理性能力を向上させるために、必要に応じて環境を変えることを奨めています。
ジョセフ・ヒース「資本主義をぶっ壊す! 働いたら負け! 夢を追いかけろ! 損得なんてクソ喰らえ!:『反体制』はカネになる」(2022年7月2日)
経済の非物質化が進むにつれ、あらゆる取引で信頼性が重要となり、情熱を示すことが収益を上げる近道となっている
ジョセフ・ヒース「『税の帰着』を考慮できないポピュリストの減税政策:ダグ・フォードのろくでもない政策アイデア」(2014年10月1日)
「税の帰着」という概念はかなり抽象的で、説明するには段階を踏んだ推論を行う必要があるため、「直感的」な、あるいはシステム1による認知では把握できない。
ジョセフ・ヒース「『啓蒙思想2.0』補足:政治家が嘘をつくことそれ自体は問題ではない」(2014年6月5日)
私は非自発的な嘘を、自らの立場を有利にするために発される「自発的」な嘘や「気休め」の嘘から区別したいと思っている。