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タイラー・コーエン「教育のシグナリングモデルを単純化して考えてみる」

Tyler Cowen “A simple question about the signaling model of education”, Marginal Revolution, April 27, 2018

議論の目的上,教育とは100%シグナリングでしかないとしてみよう。ついでに人々のIQ,誠実さ等々といった地頭的なものはこの議論に関係する範囲の期間中は変わらないものとする。

少なくとも就職後最初の数年間では所得格差が広がっていっているという状況を考えてみよう。雇用主には労働者の質の違いを見抜くことができず,それを表すシグナルを見るほかはない。これは,教育を得ることはそれまでよりも「より分離的」となっていくことを意味するはずだ。

これにより,それまでよりも教育はより厳しいものになる。とはいってもこれは「入ること」のほうではなく(雇用主は自分自身で採用面接官を用意することもできる),やり遂げることのほうだ。やり遂げることが難しいので,きちんとやり遂げることはそれまでよりもより一層質を示すものになる。やり遂げることが難しいのは,教育がより厳しくなるから,というわけだ。

さてこれは正しいかな?