アレックス・タバロック「世代・年齢でみた富」(2019年11月26日)

[Alex Tabarrok, “Wealth by Generation and Age,” Marginal Revolution, November 26, 2019]

カート・アンダーソンこんな注目ツイートをしてる:

アメリカの富のうち,ベビーブーマー世代 & X世代それぞれの平均的成員が35歳だったときが所有していた割合はこうなってる:

ベビーブーマー世代…1989年,21%
X世代…2008年,8%
ミレニアル世代…2023年に平均年齢が35歳になる.現時点は 3%を所有.

当然,政治的な帰結があるはずだ.

定義:

・ベビーブーマー世代=1946年~1964年生まれ
・X世代=1965年~1980年生まれ
・ミレニアル世代=1981年~1996年生まれ

あの世に財産はもっていけないわけで,これもそのうち変わるだろうけれど,もしかするとその変化は遅きに失するかもしれない.これを「チャールズ皇太子効果」として考えてみよう.チャールズ皇太子は母親を殺すことも革命を起こすこともなかったけれど,もっと昔の時代だったらどちらかをやっていたことだろうし,きっと想像してみたことはあるだろう.同様に,富の再分配を一部の X世代やミレニアル世代が求めているとして,それは彼らが年をとって疲弊する前に富の分け前にあずかりたいという要求だと理解できる.

データは連銀のもの.こちらで参照できる.

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