タイラー・コーエン「AR-15などのアサルト銃器を禁止しても無差別銃撃が止まりそうにない理由」

[Tyler Cowen, “Why banning AR-15s and other assault weapons won’t stop mass shootings,” Marginal Revolution, June 16, 2016]

――を論じてるのが Michael Rosenwald の新論文だ.一部抜粋しよう:

1976年から1994年にかけて,年間約18件の銃撃事件があったと〔ジェイムズ・アラン〕フォックスのデータは示している.このデータは連邦政府の統計に基づいている.[アサルト銃器の]禁止されていた時期を含む1995年から2004年の期間では,年間約19件の事件があった.また,禁止が失効した2005年から2011年にかけては,平均は21件ほどに上昇した.

禁止期間におきたであろうことについて,フォックスは重要な指摘をしている:無差別銃撃犯は,「必要とあらば,大量の死傷者を生み出す代替手段を」かなり「容易に」思いつくのだ.

言い換えれば,AR-15 ライフルがなければ Glock 拳銃を使えばいいのである.

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アサルトライフルは無差別銃撃事件の27パーセントでしか使われていない.アレックスの文章も参照されたい.

さらに,一読の価値ある論文の一節を引こう:「アサルト銃器を違法にする州および連邦政府の銃規制は,群衆があつまる場所での銃撃にアサルト銃器が使われる確率に関連していない.さらに,規制の結果からわかるように,アサルト銃器の使用は,他種の銃器より多くの犠牲者・死傷者をもたらすことに関連がない」

さらに詳しくはこちらを参照.

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