kuchinashi74
43 posts
ジョセフ・ヒース「リバタリアンと社会保守主義の奇妙な結託:性教育反対運動を巡る社会保守主義のパラドクス」(2015年9月15日)
本質的にリベラリズムに対して敵対的な人々の多くが、最終的に自身が反対する立場よりもいっそうリベラルな制度編成を推進するようになる、という事態がいかにしてもたらされたのかを説明したい。
ジョセフ・ヒース「親が子どもに及ぼせる影響力は過大評価されている:性教育反対運動を巡る移民統合のジレンマ」(2015年9月3日)
子どもに自分の価値観を共有させようとするのは、子どもに自分と同じアクセントを共有させようとするようなものだ。つまり、他の多くの人が自分と同じ価値観/アクセントを共有している社会環境にいるのでなければ、その望みが叶う可能性はほとんどない。
マーク・コヤマ「制度変化とマグナ・カルタ:アセモグル・ジョンソン・ロビンソンのノーベル経済学賞受賞に寄せて」(2024年10月22日)
全ての基礎は19世紀以前に据えられていた。近代、そしてリベラル・デモクラシーの起源は、イギリスの1832年改革法やフランス革命よりもはるかに深い。歴史をもっと遡って検討する必要がある。
ジョセフ・ヒース「アメリカのトップ大学は学生数を増やすべきだ」(2014年6月22日)
たとえ授業料をゼロにしたとしても、社会的不平等は減らせそうにないのだ。なぜならこの対処策は、学生数が少なすぎるというアメリカのエリート大学の最も根本的な問題に手をつけていないからである。
ジョセフ・ヒース「文化政治はなぜ生き残り続け、失敗し続けるのか」(2024年11月15日)
フランクフルト学派はこのような仮説を唱えていたが、それが正しくないことを示す証拠は以前からごまんとあった。現実を見れば、リベラルがハリウッドを支配していることに自覚的になってもたらされたのは、嘲笑、離反、反発の高まりだけだ。
2024年12月2日
サミュエル・ハモンド「『新自由主義』とは何でないのか」(2024年8月25日)
左翼が新自由主義という言葉をもっぱら揶揄的な語として使っているせいで、新自由主義の本質や、それの何が問題なのか、といったことが分かりにくくなっている。