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タイラー・コーエン「『面接に来たら50ドルあげます』:どこでも1兆ドルの追加刺激策を必要としてるわけじゃない」(2021年4月18日)

[Tyler Cowen. “Not everywhere needs another $1 trillion in stimulus,” Marginal Revolution, April 18, 2021]

フロリダのとあるマクドナルド店舗では,採用面接にやってくるだけで,応募者に50ドルを支払っている.それでも,いまだに募集に応じてやってくる人々は多くない

そのフランチャイズ店のオーナーであるブレイク・キャスパーは Insider の取材に答えて,こう語った――従業員を雇うために「必要なことならなんでもやれ」と伝えたところ,支店長と主任が面接報酬のアイディアを考えついたんですよ.

「現時点で,うちのドライブスルーを回まわせなくなったら,面接1回につき50ドルを払います」とキャスパーは言う.彼はフロリダ地域のタンパにマクドナルドの店舗を60軒所有している.

記事の全文はこちら.すばらしき Samir Varma にご教示いただいた.さて,もちろん過剰な失業保険は問題で,スコット・サムナーがこの文章で2021年の夏について書いている.多くのデータポイントが急速な景気回復を示しているし,サマーズとブランシャールは〔バイデン政権の支援パッケージが巨額すぎると警告した点で〕先見の明があったわけだね?

スコット・サムナー「平時に戻る?」(2021年3月30日)

[Scott Sumner, “Back to normal?” TheMoneyIllusion, March 30, 2021]

去年のいまごろ,ぼくはこう言ってた――Covid-19 の初期段階では対応が不足してしまった一方で,パンデミックの終局では過剰対応がなされるだろう.その過剰対応がいま起きているようだ.
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スコット・サムナー「平均インフレ率目標はますます信用を高めている」(2021年3月17日)

[Scott Sumner, “AIT is increasingly credible,” The Money Illusion, March 17, 2021]

先日,連銀は2021年の個人消費支出インフレ率が 2.4% になるという予測を公表した.米国物価連動国債 (TIPS) の市場は,投資家たちが今後30年の個人消費支出インフレ率が 2% になる一方で今後5年のインフレ率がいくぶん高くなると予想しているという証拠を示している.これはすべて連銀の 2% 平均インフレ率目標 (AIT) 枠組みと整合している.2020年のインフレ率が 2%未達にとどまったのを埋め合わせる必要があるからだ.経済回復は 2009年~2019年よりもずっと急速になりそうだ.その理由の大半は平均インフレ率目標にある.
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スコット・サムナー「市場マネタリスト,MMT論者,ラリー・サマーズ,若いツイッタラー,そして政治家たち」(2021年3月21日)

[Scott Sumner, “MMs, MMTers, Larry Summers, young tweeters, and politicians,” The Money Illusion, March 21, 2021]

ラリー・サマーズは,次の3とおりの結末がだいたい同じ確率でありうると考えている:高インフレ,軟着陸,連銀がブレーキをガンと踏み込んで経済が景気後退に陥る.いい予測だね,どう転んでも間違ったことにならない.(皮肉ってるんだよ.ぼくにしてもこれよりいい予測ができるわけじゃないけれど,彼とちがって市場の予測を静観してる.)
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スコット・サムナー「個人消費支出水準 135 に注視すべし」(2020年8月28日)

[Scott Sumner, “Focus on 135,” TheMoneyIllusion, August 28, 2020]

ぼくらは連銀の政策を変えられる.ここでいう「ぼくら」には,連銀についてあれこれ語ってるいろんな集団がぜんぶ含まれる.
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スコット・サムナー「今度の平均インフレ率目標が守られたなら」(2020年8月27日)

[Scott Sumner, “The (PCE) price level will be 135.207 in January 2030,” TheMoneyIllusion, August 27, 2020]

2030年1月に(個人消費支出)物価水準は 135.207 になるわけだ.あるいは,少なくとも,そうならなきゃいけない.
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スコット・サムナー「人種差別の真実」(2020年7月25日)

[Scott Sumner, “The truth of racism,” TheMoneyIllusion, July 25, 2020]

人種差別の真実を解説する前に,真実の真実を解説しておく必要がある.たまにこんなことを言う人たちがいる――「あいつは人種差別で非難されてるけど,あいつはホントに人種差別者なのかな?」 この言葉遣いはややこしい.そこで,まずはなにを問題にしてるのか整理しておこう.
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スコット・サムナー「アイデンティティ派 vs. リベラル派」(2020年7月8日)

[Scott Sumner, “Identitarians vs. liberals,” TheMoneyIllusion, July 8, 2020]

[これよりずっといい記事を Econlog の方に書いてる.話題は貨幣経済学だ.]

多くの知識人は,政治というと「左派 vs. 右派」の切り口で考える.今日,左右よりももっと大きな分断が,アイデンティティ政治に取り憑かれている人々と,そうでない人々のあいだにある.つまり,アイデンティティ問題にとりつかれている左派イデオローグは,主流のリベラル派(進歩派と古典的リベラルの両方)よりも白人ナショナリストに近い.

マット・イグレシアスが冴えたツイートでこの概念を図解してる:
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スコット・サムナー「名目 GDP を伸ばせば企業は財とサービスをまた提供し始める」(2020年4月9日)

[Scott Sumner, “Build the NGDP and businesses will come with the goods and services,” TheMoneyIllusion, April 9, 2020]

今回の景気後退は,〔金融危機後の〕大不況よりもさらに悪いものになるかもしれない.だが,おそらく,必ずそうなるわけではない:
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スコット・サムナー「安倍政権の雇用面での奇跡と無意味な「景気後退」」(2020年2月19日)

[Scott Sumner, “Abe’s employment miracle and Japan’s meaningless ‘recessions’“, TheMoneyIllusion, February 19, 2020]

2013年のはじめに安倍が政権についたとき,驚愕するほど雇用がよくなるとは,ほぼ誰も予想していなかった(ぼくも含めて).それまでの20年間,就労年齢の雇用はだいたい 70% あたりをうろうろしていた.当時,専門家をつかまえて「これから2010年代の大半を日本は「景気後退」のなかで過ごすことになるよ」と言ったら冷たくあしらわれただろうけど,それに比べても,「これから雇用の奇跡が起こるよ」と言った場合の方がよほど冷たくあしらわれたことだろう:
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