kuchinashi74
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2024年1月25日
スティアン・ウェストレイク「脱成長派の勝利?:その不愉快な帰結」(2023年5月15日)
私たちは、少なくとも目下のところ、脱成長派が勝利していることを認めるべきなのかもしれない。そして、今私たちの目の前に広がるこの世界は、脱成長派が(恐らくは意図せずに)作り上げてしまったものであるということを。
ジョセフ・ヒース「キャンセル・カルチャーはシンプルに説明できる」(2023年12月3日)
キャンセル・カルチャーは、ソーシャル・メディアの発展が促した、社会的インタラクションのダイナミクスの構造的変化によって生じている。
ジョセフ・ヒース「アイデンティティ・ポリティクスはナショナリズムに似ている」(2023年11月26日)
西洋社会での外集団嫌悪(exophobia)の高まりが、社会正義という大義を促進するために採用してきたアプローチの戦略的失敗をもたらす可能性を、進歩派はもっと懸念すべきである。
2023年11月9日
ブランコ・ミラノヴィッチ「公正な賃金システムはどんなものか?:資本主義、ジョン・ローマー、文化大革命」(2022年2月10日)
非常に左翼的なアプローチは、それよりもマイルドな左翼的アプローチに、少しだけ左翼性を足したものではない。実際はその正反対なのだ!
2023年11月6日
ダイアン・コイル「経済学者がみんな『新自由主義者』なわけじゃないよ:ウェンディ・ブラウン『いかにして民主主義は失われていくのか』について」(2015年7月18日)
経済学の大部分を新自由主義だと切り捨ててしまうなら、私見では、この概念は全く役立たずなものになる。
ノエル・ジョンソン&マーク・コヤマ「近代国家と経済成長にはどんな関係があるのか:国家行使能力(State Capacity)に関する経済史研究のサーヴェイ」(2017年4月1日)
近年の政治経済学と開発経済学における研究は揃って、経済成長を実現させた国とさせられなかった国を分かつ要因を説明する上で、「国家行使能力」(state capacity)の重要性を強調している。