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アレックス・タバロック「炭素税に関するティム・ハーフォードのコラム」(2021年11月26日)

[Alex Tabarrok, “Harford on a Carbon Tax,” Marginal Revolution, November 26, 2021]

炭素税の長所について,ティム・ハーフォードがいい文章を書いてる
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アレックス・タバロック「大離職: 医療従事者の場合」(2021年11月20日)

[Alex Tabarrok, “The Great Resignation: Health Care Workers,” Marginal Revolution, November 20, 2021]

いまアメリカでは,医療従事者が 100万人不足してる.医療制度への負荷が極度に強まっている今日の状況で,医療従事者の人数は1600万人となっている.この数字は,2020年1月にパンデミックがはじまった時点の人数よりも約50万人少なくて,過去数十年の伸びから予測される人数よりも約100万人少ない.これほど大勢の従事者の減少は,前例がない.

Atlantic 誌の Ed Yong が「医療従事者がどうして大挙して離職しているのか」を論じている:
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アレックス・タバロック「将来つきたい職業の性差」(2021年10月29日)

[Alex Tabarrok, “Sex Differences in Work Aspirations,” Marginal Revolution, October 29, 2021]

Stoet & Geary がまたしても重要論文を出した
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アレックス・タバロック「労働市場参加率と男性の収監率」(2021年10月31日)

[Alex Tabarrok, “Labor Market Participation Rates and Male Incarceration Rates,” Marginal Revolution, October 31, 2021]

教科書『現代経済学原理』で,タイラーとぼくはこう書いてる:

〔アメリカで〕技能がより低い男性の労働参加率が低下してきているのを説明する際に重要かもしれない要因としては,他にも,大量収監の増加が挙げられる.合衆国において,男性の収監率は1970年に10万人あたり 200人だったのが,2007年にはピークに達して10万人あたり 1,000人近くにまで増加している.図 30.18 を参照.人々が収監されても,直接に労働参加率を下げない.なぜなら,労働参加率を計算するときには,施設に収容されていない成人人口に対する労働力の割合を見るからだ.でも,収監されていた人たちが釈放されたら,なにが起こるだろう? 逮捕歴があると,仕事にありつくのはむずかしい.まして,牢屋に入っていたとなれば,なおさらだ.それどころか,就労許認可関係の法律により,元重罪犯は多くの産業分野での就労が違法になっている.就労年齢男性のおよそ 7% が収監された経験がある.このため,過去の収監率上昇が今日の労働参加率低下の一部を引き起こしているのかもしれない.

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アレックス・タバロック「港と寛容」(2021年10月24日)

[Alex Tabarrok, “Ports and Tolerance,” Marginal Revolution, October 24, 2021]

Port Sea Monument Gateway Of India Mumbai Historic


[Port Sea Monument Gateway Of India Mumbai Historic]

ヒンドゥー教徒とイスラム教徒どうしの寛容がインドの港湾都市で発達した理由について,Saumitra Jha が秀逸な論考を書いている:
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アレックス・タバロック「とある公立大学における COVID-19 リスクの価格」(2021年10月22日)

[Alex Tabarrok, “The Price of COVID-19 Risk In A Public University,” Marginal Revolution, October 22, 2021]

わーお.オーバーン大学(アラバマ州)の経済学部の教授3名,Duha Altindag, Samuel Cole & R. Alan Seals Jr が,自分たちの大学がとっているコロナウイルス政策を研究してる.同大学の執行部は,対人距離に関してアラバマ州知事が出した公衆衛生命令に反して,独自政策をつくった.これによって,対面授業の約半数で登録者数が法的上限をこえる結果になっている.そうしたリスクがより高い方のクラスの担当を割り振られた教授たちは,リスクを引き受けるためにより多く対価を支払われてこそいるけれど,立場が弱い人たちだ.大学の執行部はうれしくないって話を聞いた.著者たちがテニュアをもってるといいんだけど.
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アレックス・タバロック「ノーベル経済学賞は信頼性革命に」(2021年10月11日)

Alex Tabarrok ”A Nobel Prize for the Credibility RevolutionMarginal Revolution, October 11, 2021

ノーベル経済学賞はデビッド・カード、ジョシュア・アングリスト、グイド・インベンスが受賞した。経済学における実証研究で有名誌に載っているもののほとんどすべて(そして有名誌に載らない大量の研究も)は、差分の差法、操作変数法、回帰不連続といった技術を使った自然実験の分析によるものだ。こうした技術は強力なものだが、それだけでなくその背後にある考え方は一般の人にも理解できるもので、このことが経済学者が一般に向けて話す際にとてつもない利点となっている。ひとつ例を出すとすれば、カード&クルーガー (1994) (全文はここから読める)による有名な最低賃金研究が挙げられる。この研究は、ニュージャージー州における1992年の最低賃金引上げがファーストフード店の雇用を減らさず、雇用を増やした可能性すらあるというその逆説的な発見によってよく知られている。しかし、この論文の真に偉いところは、カードとクルーガーが問題を研究するにあたって使用した手法の明快さなのだ。

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アレックス・タバロック「子供たちも政治的に二極化してる」(2021年9月21日)

[Alex Tabarrok, “The Kids Are Also Polarized,” Marginal Revolution, September 21, 2021]


[▲思春期の子供の政党に対する信頼.緑の線は支持政党への信頼を,オレンジの線は支持しない政党への信頼を示す.左は1980年,右は2019年.]

かつて,思春期の子供は,支持政党こそあっても,二極化はしていなかった.子供たちには総じて権威ある人々をよくとらえる態度があったために,二極化は抑えられていた.ところが,今日では,その温かい態度は消え去って,思春期の子供も大人と同じように二極化している.これには,将来の二極化と全般的な不信にさまざまな含意がある.Iyengar & Tyler の新論文を参照しよう(データはパンデミック以前のものであることに留意):
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アレックス・タバロック「有機農業による経済危機」(2021年9月7日)

Alex Tabarrok “Organic Disaster Marginal Revolution, September 7, 2021

スリランカの大統領は、有機農業100%を達成しようと今年に入って突如として化学肥料を禁止した。この禁止によって生産量の減少と価格の急騰が起こり、観光業の減少と新型コロナ感染拡大とも相まって経済危機が発生している。

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アレックス・タバロック「ヒスパニック系と白人の犯罪率が同水準になりつつある」(2021年8月29日)

[Alex Tabarrok, “Hispanic and White Criminality are Converging,” Marginal Revolution, August 29, 2021]

ヒスパニック系と白人の犯罪統計がどんな風に収束してきてるかについて,キース・ハンフリーズ〔心理学者〕が秀逸な Slow Boringいい記事を書いてる.
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