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アレックス・タバロック 「挨拶はグータッチで」(2020年2月26日)

●Alex Tabarrok, “All Praise the Fist Bump”(Marginal Revolution, February 26, 2020)


誰かと出会った時にどう挨拶したらいいだろうか? 握手は細菌を拡散させるので、まずい。個人的には(インド流の挨拶である)ナマステがお気に入りだが、相手が手を差し出してきた時に色々と気まずい。グータッチ(fist bump)の方がまだスムーズにいきそうだし、習慣として根付く可能性も高そうだ。

サラ・メラ(Sara Mela)&デビッド・ホイットワース(David E. Whitworth)の二人がAmerican Journal of Infection Control誌に発表した研究によると、グータッチに伴って拡散されるバクテリアの量は、軽く握手する場合の4分の1程度に抑えられるとのことだ(言うまでもないが、力強く握手する場合と比べると、その量はもっと低く抑えられる)。 その理由は、グータッチの方が相手の手と接触する時間も短くて、接触する面積も狭いからだ。

グータッチってどうやるのって? トム・ハンクスをお手本にするといい。

アレックス・タバロック「あらゆるワクチン接種カードに宝くじをつけよう」(2021年5月24日)

[Alex Tabarrok, “Staple a Lottery Ticket to Every Vaccination Card,” Marginal Revolution, May 24, 2021]

このところしばらく,ワクチン接種カードに宝くじ券をつけるのをぼくは推してる.だから,オハイオ州がワクチン接種宝くじを導入したのを皮切りに,ニューヨーク,メリーランド,オレゴンも続いたのはいいことだと思ってる.さらに,このプログラムはうまく機能してるようだ.『ワシントンポスト』の Philip Bump がこう述べている:
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アレックス・タバロック「特許は問題じゃないよ!」(2021年5月6日)

[Alex Tabarrok, “Patents are Not the Problem!” Marginal Revolution,  May 6, 2021]

この1年と半年というもの,ずっと声を大にして訴え続けてる――「生産設備に投資しろ,もっと工場を建てて増やせ,供給ラインを強化しろ,数十億ドルを出して数兆ドルを節約しろ.」 さいわいにも,バイデン政権に関わってるお利口さんたちが,もっといい方法を考えついた.「パンデミックを終息させる一助として,COVID-19 ワクチンに関する知財保護の放棄を合衆国は支持する.」
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アレックス・タバロック「Vox の BLM 解説」(2021年4月20日)

[Alex Tabarrok, “Vox on BLM,” Marginal Revolution, April 20, 2021]

VOX: 2014年から2019年まで,キャンベルは全米 1,600件以上の BLM 抗議運動を追跡した.その大半は,大都市で起きた.抗議に参加した人々は,35万人近い.追跡してキャンベルが得た主な発見は,これだ:国勢調査の対象地域のうち,BLM 抗議運動が起きたところでは,警官の威力使用による死者が 15~20パーセント減少した.警官による殺人件数がおよそ 300件減っている.

また,キャンベルの研究によると,BLM 抗議運動が起きた地域では,こうした抗議運動と殺人件数の 10% 増加とが相関している.これはつまり,2014年から2019年にかけて,かりに抗議が起こらなかった場合にこれまでの傾向がそのまま続いていたと仮定して予想される件数に比べて,1,000件から 6,000件ほど殺人事件が増えているということだ.キャンベルの研究には,昨年夏の歴史的な抗議運動のうねりがもたらした影響は含まれていない.関連するデータがまだ揃っていないためだ.

(…)殺人発生率の増加には,これ以外にも説明が考えられる.警察当局がみずからすすんで地域住民とのやりとりを減らしていて,その結果として,犯罪活動をのさばらせているのかもしれない.警察が地域とのやりとりを減らしているかどうか観察するには,この期間に検挙された窃盗事件の割合が減少しているかどうか確かめる手がある.つまり,警察が――士気が下がったからであれ,自分たちの行動を市民が吟味することに憤慨したからであれ――通報のあったレベルの低い犯罪の解決に以前ほど熱心に取り組まなくなっているのか,調べてみればいい.検挙された窃盗事件の割合は,5.5パーセント減少しているのを,キャンベルは見出している.これは,抗議運動が始まってからすぐに警察がみずからの取り組みを減らしていることと整合する.

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アレックス・タバロック「議会の公聴会で話してきたよ」(2021年4月15日)

[Alex Tabarrok, “My Congressional Testimony,” Marginal Revolution,April 15, 2021]

会合はうまくいったと思う.4つの論点を話してきた.
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アレックス・タバロック「失敗は成功の母」(2021年4月3日)

[Alex Tabarrok, “Failure is the Mother of Success,” Marginal Revolution, April 3, 2021]

Jeffrey E. Harris の新しい論文が出た:
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アレックス・タバロック「住宅建設と逆転イス取りゲーム」(2021年3月26日)

[Alex Tabarrok, “Housing and the Game of Reverse Musical Chairs,” Marginal Revolution, March 26, 2021]

シャーロッツビル市長が,先日こうツイートしていた
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アレックス・タバロック「EU のワクチン失策」(2021年3月19日)

[Alex Tabarrok, “The EU Vaccine Bungling,” Marginal Revolution, March 19, 2021]

EU ではワクチンの配布がめだって遅れている.西洋諸国の現状から期待される基準に照らしてもなお,遅い.ぼくと AHT チームは,各国政府への助言で,こう主張してきた――ワクチンは,世界でいちばんかんたんな費用便益テストですよ,だって十億 < 1兆なんですから.それなのに,製薬企業が EU に接種1回あたり数千ドルの値打ちがあるワクチンを接種1回あたりたった$5~$40で持ちかけたとき,EU は愚かにも「便乗値上げだ」と言い立てて,交渉に数週間を浪費した.EU諸国の政府が暗黙裏にヨーロッパ人の命の価値をどれくらいだと考えていることになるか,その計算は読者の練習問題にしておこう.
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アレックス・タバロック「7回目のあとで観客が素面に戻ると犯罪件数はどうなる?」(2021年3月14日)

[Alex Tabarrok, “Sobering Up After the Seventh Inning,” Marginal Revolution, March 14, 2021]

酔っ払いは犯罪を行いやすい.これをつきとめるべく,意外ではないけれど賢い方法を Klick & MacDonald の研究が用いている.野球スタジアムでは,7回裏でアルコール販売を終了する.でも,7回目から試合終了までの時間は試合ごとにちがっている.試合終了時には酔いが醒めている場合もあるし,そうでない場合もある.じゃあ,試合が長引いた場合と短時間で終わった場合のそれぞれで,どんなことが起きてるんだろう?
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アレックス・タバロック「蛟龍,中国の民営都市」(2021年3月9日)

[Alex Tabarrok, “Jiaolong, China’s Private City,” Marginal Revolution, March 9, 2021]

以前,Shruti Rajagopalan と共著でインドの民営都市グラガオンとジャムシェドプルについて書いた: “Lessons from Guragaon, India’s Private City.” そのとき発見したことの1つに,こういうのがあった――明らかに効率的な解決法だし交渉する時間だってあるにもかかわらず,取引コストのせいで民間の開発業者たちが下水や電気といったインフラに協調して取り組めなくなっている.そうした外部性を内部化するには,たとえばディズニーランドみたいなもっと大規模な購入が必要になるだろうと,そのときは示唆しておいた.
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