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マクロ経済学

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ビル・ミッチェル「現代貨幣理論(MMT)入門」(2023年10月)

MMTは、財政赤字の規模そのものに焦点を当てるべきでないと強調している。主流派の経済学者は財政比率(公的債務の対GDP比など)にこだわる。しかし、責任ある政府であれば、支出全体を完全雇用と整合的な水準に維持するために必要な赤字は何でも許容する。それ以上でも以下でもない。財政の持続可能性とは、働きたい人なら誰でも働くことができる包容力ある社会を維持するという政府の責任を果たすことである。

ステファニー・ケルトン「どこから話し始めたらいいだろうかーー調光スイッチのように露呈する利上げの効果」(2023年3月12日)

…私が言っているのは、利上げはすぐにはシステムに波及しないし、また均等に波及しないということだ。電気のスイッチを入れればゴキブリが一斉に暗闇に逃げ込むのとは違う。

アダム・トゥーズ「財政から読み解く『世界史の轟き』:大衆に配慮する権威主義の政治経済学」(2023年1月7日)

…しかし、このシュンペーターの命題には、重要な「条件」が付されていることが見逃されている。世界史の告げるところを財政収支から導き出すことができるのは、「聴くことのできるもの」だけなのである。

ジョー・ミッチェル「完全準備銀行制度(ナローバンク論):誤った診断による誤った治療法」(2017年1月18日)

フリードマンはニューディールについて間違っていた。しかしフリードマンの言葉は、彼に触発されたポジティブ・マネーの金融解決策にはぴったりだ。