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サイモン・レン=ルイス「医療支出の推移」(2018年11月5日)

[Simon Wren-Lewis, “Health spending over time,” Mainly Macro, November 5, 2018]

NHS への支出が近年増加したことでイギリスの国家支出に医療予算の占める割合が伸びてきているという事実について論評が多少なされている.しばらく Flip Chart Fairy Tales(ブログ)の投稿がなくて物寂しいところでもあるし,今回はグラフ満載で記事を書いてみよう,政治報道で歯がゆいほどに伝えられていない明白な論点を1つ2つばかり指摘したい.
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アレックス・タバロック「有料トイレを合法化せよ!」(2018年11月27日)

[Alex Tabarrok, “Legalize Pay Toilets!” Marginal Revolution, November 27, 2018]

有料トイレはヨーロッパではありふれているけれど,アメリカではめったにみない.そのワケを City Lab でソフィー・ハウスが書いている.アメリカでは,多くの地域で有料トイレが1970年代に違法になったんだそうだ:
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サイモン・レン=ルイス「政府予算と医療」(2017年2月28日)

[Simon Wren-Lewis, “The Budget and Health Care,” Mainly Macro, February 28, 2017]

国民医療制度 (NHS) と社会的ケアへの現在の支出を大幅に増やすべき理由は明白だ.いくつかデータを示そう.1つ目は,イギリスの医療支出が GDP に占める割合が長期間にどう変わってきたのかを示す OECD のデータだ(出典).
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サイモン・レン=ルイス「イギリスの貧困:根っこからの社会変革が進められつつある」(2018年11月19日)

[Simon Wren-Lewis, “Poverty in the UK: radical social re-engineering,” Mainly Macro, November 19, 2018]

英チャンネル4の番組で,国連特別報告者がイギリスの貧困について報告した件を報道したのに続いて,クリシュナン・グル=マーシー〔チャンネル4のジャーナリスト〕と財務相のあいだで議論が交わされた.財務相が貧困と格差の傾向に関するお決まりのあれこれの統計を繰り返し持ち出して説明すると,グル=マーシーがだいたいこんなことを言った――今回の報告書では政府が貧困を認めようとしていないと言っているわけで,いまあなたは報告書が正しいと図らずも証明したわけですね.とはいえ,財務相の言い分には正しいところもある:各種の貧困統計は顕著に悪化してはいないし,日付を注意深く選べばよくなってすらいる.それに,最低賃金の引き上げで貧困層は助かっている(こちらの IFS 参照).
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タイラー・コーエン「科学研究のコスパは悪くなっているのでは」

[Tyler Cowen, “Science is getting less bang for its buck,” Marginal Revolution, November 16, 2018]

『アトランティック』のパトリック・コリソンとマイケル・ニールセンによる記事
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アレックス・タバロック「テクノロジーの文化的継承:試行錯誤で学習…はしないけど改善はするみたい」

[Alex Tabarrok, “Improving But Not Learning by Doing,” Marginal Revolution, October 4, 2018]

名著『人類が成功した秘訣』で,ジョー・ヘンリックは知性がもたらしたのではない複雑な技術製品や営みの事例をいくつも挙げている.そうした製品や営みを産み出したのは,仕組みをろくに理解しないまま文化的に世代をまたいで継承されてきた無数のささやかな改善の積み重ねだ.Derex et al. は,この文化的な世代継承仮説を検証するたくみな実験を披露している.
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サイモン・レン=ルイス「左派はこうして労働者階級の政党であることをやめた」(2018年10月6日)

[Simon Wren-Lewis, “How the left stopped being a party of the working class,” Mainly Macro, October 6, 2018]

トマ・ピケティが最近出した論文について,そのうち書こう書こうと思っていた.ピケティ論文は,第二次世界大戦後のフランス・イギリス・アメリカでどんな特徴が有権者が左派または右派への投票行動に影響したのかを検討している.(サイモン・クーパーがうまいタイトルの記事〔「2つのエリート層の対立:持てる者とヨット持てる者の闘い」〕でこの研究をうまくまとめている.) 下のグラフを見てもらうと,第二次世界大戦後に教育水準の高い有権者たちが右派に投票しがちになっていたのがいまや左派に投票しがちになっている様子がわかる(所得・年齢その他で統制したあとでもこの傾向は変わらない――ボックス内を参照)
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「OECD18ヶ国における中国からの輸入と国内雇用」(VOXEU, 2018年9月)

[Stefan Thewissen & Olaf van Vliet, “Chinese imports and domestic employment across 18 OECD countries,” VoxEU, September 6, 2018]

近年,保護主義が息を吹き返している.この背景にあるのは,輸入(とくに中国からの輸入)が国内雇用におよぼす影響への関心の高まりだ.本コラムでは,OECD18ヶ国の17部門で中国からの輸入と国内雇用への効果の関係を,多様な労働市場制度とともに考察する.これまでの研究結果から,中国からの輸入にさらされている部門ほど雇用が減少していることが示されている.とくに顕著なのが,低技能労働者の雇用減少だ.
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アレックス・タバロック「男子の方が数学・科学に比較優位がある?」

[Alex Tabarrok, “Do Boys Have a Comparative Advantage in Math and Science?” Marginal Revolution, September 17, 2018]

疑問の形をとっていても,このタイトル「男子の方が数学・科学に比較優位がある?」はきっと性差別的に見えてしまうだろう.「タバロックは,男子の方が女子よりも数学と科学に秀でてるって言いたいの?」 いや,ぼくが言わんとしてるのは,男子の方が劣ってるかもしれないってことだ..
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サイモン・レン=ルイス「危機を予測するには」(2018年9月17日)

[Simon Wren-Lewis, “How to predict a crisis,” Mainly Macro, September 17, 2018]

週末に昔の論文を整理していたら(わけは聞かないでほしい),1990年10月19日付けの『フィナンシャル・タイムズ』に書いた論考がでてきた.1990年10月といえば,イギリスが欧州為替相場メカニズム (ERM) に加わった月でもある.この論考では,以前に国立経済社会研究所の同僚たちとやった研究にもとづいて(最終稿はこちら),イギリスは誤った為替レートで加盟しようとしていると論じた.最後の段落では,こんな風に書いてある:
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