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チャールズ・エンゲル&スティーブ・パク・ユン・ウー「為替レートモデルは思われているより優れている。昔はうまく機能しなかった理由」(2024年9月6日)

一般的に、為替レートの標準的なマクロ経済モデルは実際のデータにうまく適合しないと考えられている。しかし、この記事では、実質金利、予想インフレ率、アメリカの貿易収支、グローバルリスク、流動性需要などの指標を含めたモデルが、21世紀のアメリカドルと他のG10諸国の通貨との為替レートの実データに適合すると論じる。〔マクロ経済モデルの〕貨幣と非貨幣の両方の変数によって、為替レートの動きを説明することができる。1970年代以降、モデルの適合性は徐々に改善しており、これは金融政策の改善(インフレ・ターゲット導入)と関連している。

アダム・トゥーズ「ドイツにおける右派の揺れ動きを分析する:極右政党AfD(ドイツのための選択肢)躍進の背景にあるものとは何なのか」(2024年9月1日)

旧東ドイツのテューリンゲン州とザクセン州の地方選挙で右傾化が進むことは、以前から予測されていたことだ。これは、旧東ドイツと旧西ドイツの間での格差が拡大していることを裏付けるものであり、すでに今年の夏の欧州議会選挙で露骨なまでに顕になっている。

アンドルー・ポター「ウクライナのロシア国内への越境侵攻は『プーチンのメンツ潰し』や『停戦交渉のための戦果獲得』などではない。負けつつあるウクライナからの欧米諸国への警鐘だ」(2024年8月19日)

ウクライナ政府によるロシアへの越境侵攻はプーチンのメンツを潰した、との指摘がある。この侵攻は、ウクライナが敗戦の危機に瀕していることについての西側諸国への警鐘でもある。