ノア・スミス「経済学者はマルクスを読むべきか?」(2025年1月13日)

経済学者はマルクスを読むべきである。それも、こうした歴史を全て頭に入れて読むべきだ。それは、社会科学のアイデアが現実の政治や制度に対して、最大限の思い上がりをもって徹底的に適用されたとき、いかにして未曽有の危害を生み出し得るのか、を思い出させてくれる分かりやすい事例である。

ジョセフ・ヒース「リバタリアンと社会保守主義の奇妙な結託:性教育反対運動を巡る社会保守主義のパラドクス」(2015年9月15日)

本質的にリベラリズムに対して敵対的な人々の多くが、最終的に自身が反対する立場よりもいっそうリベラルな制度編成を推進するようになる、という事態がいかにしてもたらされたのかを説明したい。

ジョセフ・ヒース「親が子どもに及ぼせる影響力は過大評価されている:性教育反対運動を巡る移民統合のジレンマ」(2015年9月3日)

子どもに自分の価値観を共有させようとするのは、子どもに自分と同じアクセントを共有させようとするようなものだ。つまり、他の多くの人が自分と同じ価値観/アクセントを共有している社会環境にいるのでなければ、その望みが叶う可能性はほとんどない。