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Woke

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“wake”(目が覚める)の過去形”woke”に語源を持ち、近年(2010年半ば以降の)アメリカにおける(一部)左派・リベラルによる人種差別や性差別への反対や、性的マイノリティの保護といった「ポリティカル・コレクトネス(政治的正しさ)」や「社会正義」に「目覚めた」「敏感」な思想や活動、あるいは当事者そのものを指す言葉。
「キャンセル・カルチャー」「アイデンティティ・ポリティクス」といった手法を多用することから、保守派や中道左派・右派から批判の対象となることもある。
2019年にはオバマ元大統領が「こんなやり方で世の中を変えることなどできない」と懸念を表明している。

ノア・スミス「ウォーク資本は競争の弱いところで栄える」(2024年4月22日)

過去10年というもの,アメリカの多くの大企業は純粋な収益に傾注することから離れて,社会的・政治的な活動に力を入れるようになった――たいていは,進歩派〔左派的〕な方向での活動だ.この減少は,しだいに「ウォーク資本」(woke capital) として知られるようになった〔woke は,差別や不公正に敏感な態度を示す傾向を意味する〕.Fan (2019) は,この傾向をこんな具合にまとめている

スティアン・ウェストレイク「脱成長派の勝利?:その不愉快な帰結」(2023年5月15日)

私たちは、少なくとも目下のところ、脱成長派が勝利していることを認めるべきなのかもしれない。そして、今私たちの目の前に広がるこの世界は、脱成長派が(恐らくは意図せずに)作り上げてしまったものであるということを。