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マクロ経済学
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アダム・トゥーズ「キンドルバーガー、メーリング、そして件のノーベル賞について 」(2022年10月14日)
…経済学の主流派は、金融の本質的な重要性と現代世界における危険性に真正面から向き合う思想家をまともに取り上げることを執拗に拒んでいるが、ノーベル経済学賞はこれに異議を唱えるでもなく、むしろ主流派がそうした思想家を無視する傾向を誇示している。
2022年11月13日
ステファニー・ケルトン「ミンスキーについて少し考えてみよう」(2022年10月11日)
…ミンスキーにとっては(ケインズにとっても同様だが)、資本主義経済は本質的に不安定なものである。比較的平穏な時期が続くかもしれないが、たびたび何かが壊れる(something breaks)事態が発生する。
2022年10月17日
ステファニー・ケルトン「(いつ)利上げで“何かが壊れる”のか?」(2022年10月8日)
…というのもFRBの当局者は現在、下がり気味のインフレ率と戦うために、どんな結末を迎えようとも金利を引き上げる必要性に倍賭け(doubling down)しているのだ。
2022年9月25日
ビル・ミッチェル「日本はMMTの実証にならないという嘘話 — Part 2」(2022年1月4日)
MMT派の経済学者は、「インフレ率が2%を超えたら、その時点で国債発行を止めればよい」などとは言わない。もしそんなことを言う人がいたら、その人は私たちの研究に忠実ではない。私たちは「いついかなる時も国債を発行する必要はない」と言っているのだ!フルストップだ。
2022年9月23日
ステファニー・ケルトン「リズ・トラス首相は正統派の財政政策から脱却できるのか?」(2022年9月22日)
今朝は、イギリス政府による経済計画についての文献を読んでいる。すでに多くの評者が、いわゆる「トラスノミクス」(Trussnomics)、つまりリズ・トラス新首相とクワジ・クワーテング財務相が提示した経済計画を「正統派経済学に対する攻撃」であり、公的債務に対する「より気楽な態度」への「急激な転換」を示している、と評している。
アダム・トゥーズ「“ツークツワンク”:中央銀行のパラダイムシフトが起きるところまで来たのか?」(2022年9月17日)
世界中の中央銀行がプレッシャーにさらされている。物価の高騰はインフレへの恐怖を煽る。自らを物価安定の守護者と位置付ける中央銀行は、インフレへの対応を迫られている。