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ジョン・コクラン「中国と知的財産問題」

John H. Cochrane “Intellectual property and ChinaThe Grumpy Economist, August 13, 2018


中国にもっと技術を移転しよう,とスコット・サムナーは書いており,ドン・ブドローが賛成のコメントを付けている。彼らは全くもって正しく,左にも右にもいる保護主義者たち共通の防衛ラインを貫かんとしている。

焦点となっているのは,中国がアメリカの技術を買うことができるか,あるいはアメリカ企業が中国に進出する条件として中国のパートナーに技術移転を行うことを要求できるかという点だ。スコットとドンの回答は私のそれと意を同じくしつつも,より洗練されている。すなわち,中国へのアクセスにそれに見合うだけの価値がないなら取引してはならないということだ。

技術や知的財産を盗むことは悪いことで止めなきゃならない,というのは正論だ。関税を課すのがそのための優れた方法であるかどうかはまた別のところでろんじよう。しかし,経済学的な観点からは,そうした正論すら疑問視されるのだ。 [Read more…]