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タイラー・コーエン「ダン・ドレズナーの新著『アイディア産業』」

[Tyler Cowen, “*The Ideas Industry*, the new Dan Drezner book,” Marginal Revolution, April 7, 2017]

副題は「悲観主義者・党派主義者・金権主義者により変貌するアイディアの市場」。本書は、有名知識人たち〔専門分野外の世間にも知られている知識人たち〕に関するリチャード・ポズナーの研究の更新版と考えるといい。ソーシャルメディアの世界やいっそう大きくなった所得格差やさらなる世論二極化によってぼくらがどこにたどりついたのかを説明しているのがいままでとちがう。賢明にも、ドレズナーはスーザン・ソンタグや『コメンタリー』誌読者大衆の時代を理想化してはいない。ただ、それでも悪化したことはいくつかあって、それは信頼されるゲートキーパーの不在による部分が大きいのだという。たとえば、いまのスーパースターの地位は短絡とおもねりを招き、思慮深い「有名知識人」を伝道者めいた「思想指導者」に変えてしまう。大局的に見れば、いまのぼくらがいる地点は、あらゆる立場が論じられ、読者の眼識による検証が疑わしく、信頼の水準が低下し続けている均衡だ。すると今度は質の低下が起こり、それによって信頼はいっそう低下することになって、それがまたフィードバックして、どんな種類のスーパースターが台頭し地位を保持し続けるのかに影響をおよぼす。
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タイラー・コーエン 「ヴェブレン再訪」(2007年3月12日)/「女性が信心深いのはなぜ?」(2007年3月16日)

●Tyler Cowen, “Thorstein Veblen”(Marginal Revolution, March 12, 2007) ソースティン・ヴェブレン〔日本語版のウィキペディアはこちら〕の作品を読んでいるとロビン・ハンソンを思い出す。・・・てなことを書く日がやって来るなんて予想だにしていなかったのだが、つい最近になって『Theory of the Leisure … [Continue reading]

タイラー・コーエン 「パジャマを着て交渉、スーツ姿でブログ書き」(2007年9月24日)/「カウンター・シグナリング」(2006年7月18日)

●Tyler Cowen, “Bargain in your pajamas, or blog in suit and tie”(Marginal Revolution, September 24, 2007) 本ブログの熱心な読者の一人であるJohan … [Continue reading]

レン・ルイス「なぜMMT(Modern Monetary Theory)はポピュラーなのか?」(2017年10月2日)

●Simon Wren-Lewis, “Why is MMT so popular?”(Mainly Macro, October 2, 2017) いくつかのエントリを書いたことで、「なぜMMT(Modern Monetary … [Continue reading]

タイラー・コーエン 「あなたの一番の短所(弱点)は何ですか?」(2005年5月25日)/ アレックス・タバロック 「飛行機にゴルフボールは何個詰め込めるでしょう?」(2013年6月21日)

●Tyler Cowen, “Interview questions”(Marginal Revolution, May 25, 2005) 「就職面接でよく尋ねられるお決まりの質問がある。『あなたの一番の短所(弱点)は何ですか?』というやつだ」。どう答えたらいいものだろうか? The Volokh Conspiracyブログでオリン・カー(Orin Kerr)がそう問いかけている。 読者から寄せられた回答の中でもベストの答えはこれだろう。「クリプトナイトです」 (( … [Continue reading]

タイラー・コーエン 「時刻がわからない時計 ~ヴェブレン財は至る所にあり?~」(2008年5月2日)/「ステータスシンボルとしての矯正装置」(2013年1月6日)

●Tyler Cowen, “Markets in everything, Thorstein Veblen edition” (Marginal Revolution, May 2, … [Continue reading]

フランシス・ウーリー 「見せびらかしの政治」(2011年4月7日)

●Frances Woolley, “Conspicuous Politics”(Worthwhile Canadian Initiative, April 07, … [Continue reading]

タイラー・コーエン「ジェフリー・ミラーの『消費資本主義!』についてもう少し」

[Tyler Cowen, "More on the new Geoffrey Miller book, *Spent*." Marginal Revolution, May 3, … [Continue reading]

フィリップ・ノヴォクメト, トマ・ピケティ, ガブリエル・ザックマン 「ソヴィエトから寡頭制へ: ロシアの格差と財産 1905-2016」(2017年11月9日)

Filip Novokmet, Thomas Piketty, "Gabriel Zucman, From Soviets to oligarchs: Inequality and property in Russia, 1905-2016", (VOX, 09 November … [Continue reading]

サイモン・レン=ルイス「バーナンキと民主的ヘリマネ」(2016年5月4日)

Simon Wren-Lewis, "Ben Bernanke and Democratic Helicopter Money", (Mainly Macro, 4 May 2016) 「責任のある政府は文字通りお金を空から降らしたりはしないが、その事実を持ってフリードンマンの思考実験の理論を探求することを妨げてはならない。フリードマンの思考実験とは、極端に明確な形で、政府がデフレに屈してはならないのはなぜかという理由を示すために考えられたものだからだ。」 … [Continue reading]