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タイラー・コーエン「いわゆる『美人プレミアム』について」

[Tyler Cowen, “On the so-called “beauty premium,” Marginal Revolution, March 13, 2018]

非常に魅力のとぼしい回答者は,魅力のとぼしい回答者にくらべてつねに有意に収入が上回っており,ときに,平均以上の容姿の回答者や魅力的な回答者を上回っている場合もある.重回帰分析では美人プレミアムにごく弱い根拠しかないことが示され,健康・知性・ビッグファイブ性格因子といった個人差を統計的に統制すると完全に消失した.

(…)美人プレミアムとぶさいくペナルティに関する過去の発見は,もしかすると次の事実に起因しているのかもしれない:1) 「非常に魅力にとぼしい」カテゴリと「魅力にとぼしい」カテゴリは,通例,「平均未満」カテゴリにまとめられている; 2) 健康・知性(教育ではなく)・ビッグファイブ性格因子が統制されていない.容姿にすぐれた従業員がより多く稼ぐのは,美人だからではなく,より健康で,より知性にすぐれ,よりよい性格をしている(より堅実的で外向的であまり神経症的でない)ことによるように思われる.

上記はサトシ・カナザワとメアリー・C・スティルの論文からの引用.これで議論に決着がつくわけではないにせよ,ともかく知識の進歩ではある.Via Kevin Lewis.

〔原文では論文へのリンクがない.おそらく右の論文: “Is There Really a Beauty Premium or an Ugliness Penalty on Earnings?” Journal of Business and Psychology, Issue 2/2018. 〕


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