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デイヴィッド・ベックワース「FOMC はインフレ目標をいくらか超過させてもいいと見てる」

[David Beckworth, “Why Yes, the FOMC Would Like Some Inflation Overshoot Now,” Macro Musings Blog, April 12, 2018]

連銀は,対称的な2パーセントインフレ目標をもっている.2017年と2018年の「長期目標と金融政策についての声明」で,FOMC はこう述べている:

2パーセントのインフレは(…)連銀の法定義務と長期的にもっとも整合するものというこれまでの判断を本委員会はあらためて確認する.インフレ率がこの目標を継続的に下回ったり上回ったりした場合,委員会はこれを懸念する.この対称的なインフレ目標を国民に明確に伝えることで,長期のインフレ予想が堅固に定着する一助となる(…)

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アレックス・タバロック「フェイスブック公聴会を理解する勘所:ペルツマンの規制モデル」

[Alex Tabarrok, “The Peltzman Model of Regulation and the Facebook Hearings,” Marginal Revolution, April 11, 2018]

フェイスブック公聴会について理解したければ,プライバシーやテクノロジーについて考えるよりも,政治家たちがのぞむことについて考える方が役に立つ.ペルツマンの規制モデルでは,利潤(企業ののぞみ)と低価格(地元有権者たちののぞみ)とのトレードオフをとるのに政治家たちは規制を使って,じぶんたちののぞみを最大化する.つまり,再選だ.ここでカギを握るのは,利潤と低価格のどちらでも政治家たちへのリターンは逓減する,という点だ.競争の働いている産業を考えてみよう.競争の働いている産業は,政治家にとって得るものはあまりない.そこで,彼らはその産業を規制して価格を上げたり企業利益を上げたりしたがるかもしれない.そのおかげで利潤をあげるようになった企業は,そうしてくれた相手〔政治家〕に報いるべく,選挙資金を出したり,その産業の利益の一部を政治家にとって最重要の選挙区への助成に回すだろう.価格が上がって消費者たちは腹をたてるだろうけれど,競争が働いている場合の価格からあまり上がりすぎなければ,政治家にとっての差し引き正味の利得はプラスになる.
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フランシス・ウーリー「リベラルアーツを専攻した学生は後悔してる?」

[Frances Woolley, “Do students choosing liberal arts degrees regret it?” Worthwhile Canadian Initiatives, April 5, 2018]

学生たちがじぶんの受けた教育経験についてどれくらい満足しているか計測するには,卒業生にこう質問してみる手がある.「もしもう一度選べるとしたら,また同じ専攻を選びますか?」
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サイモン・レン=ルイス「メディアと緊縮への態度」

[Simon Wren-Lewis, “The media and Attitudes to Austerity,” Mainly Macro, April 1, 2018]

まだ経済がまったく景気回復のきざしを示していなかった2010年からイギリスで導入された緊縮政策のとくに重要な特徴のひとつは、人気を博していた、という点だ。それどころか、連立政権が実際に緊縮政策を実施に移す段階になって、多くの人はかつての労働党政権を非難しているらしかった。財政赤字は労働党が政権にあった時期に増えていたから、というのがその理由だ。
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ノア・スミス「グローバル化をめぐるデロング vs. クルーグマンの論争」

[Noah Smith, “DeLong vs. Krugman on globalization,” Noahpinion, April 1, 2018]

今回はよせばいいことをやるつもりだ.ブラッド・デロングと論争してみよう.ただ,今回はそれも吉と出てくれそうでもある.デロング当人も,ポール・クルーグマンと論争するというよせばいいことをやっていて(そしてデロングじしんが言っていた例のルール〔ルール1:「クルーグマンは正しい」;ルール2:「クルーグマンは間違っていると思ったらルール1を参照せよ」〕の少なくとも2つに抵触してしまっていて),今回のポストはそれに対する反応だからだ.
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タイラー・コーエン「本の紹介:セシリア・ヘイズ『認知ガジェット』」

[Tyler Cowen, “*Cognitive Gadgets*,” Marginal Revolution, March 30, 2018]

ハーバード/ベルクナップから、セシリア・ヘイズの新著『認知ガジェット』が刊行された。副題は、「思考の文化的進化」だ。ときに文意が汲みにくいところもあるものの、重要な一冊だ。それに、きっと今年の社会科学本でいちばん思慮深い一冊となるだろう。
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サイモン・レン=ルイス「財政規則: 政治と経済」(2014年6月)

[Simon Wren-Lewis, “Fiscal rules: politics and economics,” Mainly Macro, June 21, 2014]

ジョナサン・ポーツと私が執筆した記事が『プロスペクト』誌に掲載されている。財政規則に関する私たちのディスカッションペーパー(これこれを参照)を短く要約した記事だ。このポストでは、この論文を使って、政治と経済の相互作用について2点ばかり所見を述べたい。
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サイモン・レン=ルイス「産出ギャップはもはやインフレ圧力の十分な統計ではない」

[Simon Wren-Lewis, “The Output Gap is no longer a sufficient statistic for inflationary pressure,” Mainly Macro, March 23, 2018]

予算責任局 (OBR) による最新の予想にはいくつか特徴があるが,そのひとつは,持続可能な水準より少し高いところで経済が回っている(プラスの産出ギャップ)と信じているところだ.ここでいう持続可能な水準とは,インフレを一定にする水準を言う.この仮説がどれほど異様か理解するには,下記のチャートを見てもらうといい.たぶんこのブログをはじめてから一番よく掲載したチャートの最新版だ:
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サイモン・レン=ルイス「世代間の再分配」

[Simon Wren-Lewis, “Redistribution between generations,” Mainly Macro, October 24, 2014]

経済学でありがちな誤解に関するシリーズをはじめなくてはいけないようだ.(ゾンビ映画は見ないものでね.) そういう誤解のひとつに,中央銀行のバランスシートは通常は重要だというものがあるけれど,前回のポストのこのコメントがいい仕事をしてくれている.さて,かなり頻繁にでてくる誤解にこういうものがある――政府債務には世代間の再分配は関わっていない,という誤解だ.世代は重複するということがわかれば誤解ははっきりする.
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タイラー・コーエン「経済学者たちは Twitter をどう使ってる?」

[Tyler Cowen, “How economists use Twitter,” Marginal Revolution, March 24, 2018]

Twitter 利用にあたって,経済学者も自然科学者も大半はじぶんの分野外の人々と交流しているが,似たような自然科学の専門家たちと比べると経済学者の方がツイート数が少なく,メンションをとばす相手も少なく,知らない相手との会話も少ない――という中心的な発見を報告しているのが,Marina Della Giusta と共同研究者たちによる研究だ.これは2018年3月にブリントンのサセックス大学で開かれる王立経済学会の年次カンファレンスで発表される.

また,彼らの研究では,経済学者たちの方が通じにくい言葉を使っていて,複雑な表現や略号を使いがちなのを見出している.さらに,科学者たちに比べて経済学者たちの口調はもっとよそよそしく,あまり個人的なことを言わず,あまり人の輪を広げないのだそうだ.

こうした結論を導くのに研究者たちが収集したのは,IDEA と sciencemag で同定された経済学者のトップ25名と自然科学者のトップ25名の Twitter アカウントの何万ものツイートに関するデータだ.経済学者のトップ3名はポール・クルーグマン,ジョセフ・スティグリッツ,エリック・ブリニョルフソンで,自然科学者のトップ3名はニール・ドグラース・タイソン,ブライアン・コックス,リチャード・ドーキンスだ.

さらなる情報はこちら (via Romesh Viitilingam).ただ,もとの論文はオンラインでは見つけられなかった.興味深い研究結果だけど,ぼくとしては全体の分布がどんな風になっているのか知りたい.