マーク・コヤマ「古代ローマで産業革命は起こり得たか?:経済成長の起源に関する3つの議論から検討する」(2024年5月11日)
持続的・近代的な経済成長が近代以前の「成長の開花」の時期に生じなかった理由について理解を深めれば、1800年以後に移行が生じた〔持続的経済成長が可能となった〕理由を説明する上でどの要因が重要なのかをよりよく理解することができる。
ジョセフ・ヒース「初心者を経済学に入門“させない”方法」(2015年1月14日)
なぜ自分たちは経済学の宣伝がこんなにも下手なのだろうと悩む経済学者たちと話す機会がたくさんあった。問題の一部は明らかに、経済学者の多くが、経済学の方法論的基礎を道徳的・政治的に中立なものとして提示できていないことにある。
ジョセフ・ヒース「戦争好きの諸類型」(2014年12月5日)
「西部戦線異状なし」や「ジョニーは戦場に行った」、「ブリキの太鼓」を読んで、「これはその通りだろうけど、それでも全般的に見ると戦争は良いものに思える」と考えるのはどんなタイプの若者なのだろう?
ノア・スミス「中国,マクロ経済の現実に目覚める」(2024年9月30日)
中国が総需要不足に苦しんでるって話をして,解決法も論じておいた(日本語版).その解決法とは,中央政府が A) 銀行と地方融資平台に救済措置をとることと,B) 財政・金融の両方で刺激策を打つことだ.
マーク・コヤマ「ステファン・エプスタイン『自由と経済成長』再訪」(2018年4月3日)
前近代の経済発展においては国家が重要である、というエプスタインの大枠でのメッセージは、私自身を含む後続の研究者の仕事の中心的テーマになっている