ジョセフ・ヒース「反自由主義的リベラリズム」(2024年7月30日)
YIPたちはこの緊張関係を処理するために、伝統的なリベラルの教義に潜む曖昧さや抜け穴を利用して、自らの奉じる価値と戦術との間にある矛盾を中和している。結果、私が「反自由主義的リベラリズム(illiberal liberalism)」と呼ぶ政治スタンスが生まれる。
タイラー・コーエン 「迷信の力 ~季節変動ショックとしての『13日の金曜日』~」(2010年8月13日)
「13日の金曜日」には多くの人がビビり倒すせいで、経済活動が鈍るらしい。
2024年9月12日
ステファニー・ケルトン「台本をひっくり返そう:その赤字は誰にとって良いことなのか?」(2024年9月10日)
トランプは正しかった。政府の財政が心配で夜も眠れないという人は、アメリカにはほとんどいない。
チャールズ・エンゲル&スティーブ・パク・ユン・ウー「為替レートモデルは思われているより優れている。昔はうまく機能しなかった理由」(2024年9月6日)
一般的に、為替レートの標準的なマクロ経済モデルは実際のデータにうまく適合しないと考えられている。しかし、この記事では、実質金利、予想インフレ率、アメリカの貿易収支、グローバルリスク、流動性需要などの指標を含めたモデルが、21世紀のアメリカドルと他のG10諸国の通貨との為替レートの実データに適合すると論じる。〔マクロ経済モデルの〕貨幣と非貨幣の両方の変数によって、為替レートの動きを説明することができる。1970年代以降、モデルの適合性は徐々に改善しており、これは金融政策の改善(インフレ・ターゲット導入)と関連している。
アダム・トゥーズ「ドイツにおける右派の揺れ動きを分析する:極右政党AfD(ドイツのための選択肢)躍進の背景にあるものとは何なのか」(2024年9月1日)
旧東ドイツのテューリンゲン州とザクセン州の地方選挙で右傾化が進むことは、以前から予測されていたことだ。これは、旧東ドイツと旧西ドイツの間での格差が拡大していることを裏付けるものであり、すでに今年の夏の欧州議会選挙で露骨なまでに顕になっている。
ノア・スミス「TikTok はいまも言論を抑圧している」(2024年8月26日)
中国の誰かが TikTok のアルゴリズムを操作して中国共産党に対するアメリカ人の批判を 検閲しているのがはっきりした