アリゾナ大学では、中退しそうな学生を事前に大学当局が把握している。
ツーソンにキャンパスを構えるこの公立大学では、数年前から、キャンパスのあちらこちらで初年度学生たちが学生証を読み取り機にかざすのをデータ収集している。学生証は入学したすべての学生に与えられ、キャンパス内の700箇所以上で使用できる。たとえば自動販売機、図書館、研究室、レジデンスホール、学生会館、映画館だ。
さらに、学生証にはセンサーも埋め込まれていて、カードが読み取り機にかざされた地理的な履歴を追跡するのにも使える。こうしたデータが分析システムに渡され、中退しそうな学生の「きわめて正確な指標」が見つけ出されるのだと、先週公表された大学プレスリリースには記されている。「[学生の]デジタル痕跡を得ることで、彼らの移動・行動・やりとりのパターンを調査できますし、そこから学生たちについてわかることはたくさんありますね」と管理システム学教授で本プログラム責任者の Sudha Ram は同リリースで語っている。「実はもともと学生の社会行動を追跡するために設計されたシステムではないんですが、その用途に使えます。タイムスタンプと位置情報がありますので」と Ram は言い添えた。
以上は、Quartz の Amy X. Wang からの抜粋。
本筋でなくてすみません。タクソンではなくツーソン(or トゥーソン)では?
直しました。ご指摘助かります!