●Tyler Cowen, “Does politics reflect personality?”(Marginal Revolution, January 11, 2007)
Psychology Todayの記事によると、保守派とリベラル派の間にはパーソナリティーの面で次のような違いがあるらしい。
- リベラル派は、保守派に比べると、奔放。部屋にモノが溢れている(部屋が散らかっている)という意味でも奔放だし、内装がカラフルという意味でも奔放。一方で、保守派の部屋は、リベラル派の部屋に比べると、整理整頓が行き届いていて、明るくて(照明の明るさが強くて)、内装はありきたり。リベラル派は保守派よりも蔵書の数が多くて、蔵書のジャンルも広い。
- 保守派は、リベラル派に比べて、曖昧さへの耐性が低い(曖昧さを嫌う)。ジョージ・W・ブッシュ(第43代米国大統領)の発言――「私の仕事は、発言に含みを持たせることではなく、何を考えているかをはっきりと伝えることだ」/「私は決定者なのだ」――がそのいい例。
- 保守派は、リベラル派に比べて、死への恐れが強い。
- リベラル派は、保守派よりも、開放的。知的好奇心が強いという意味でも、スリル好きという意味でも、新しいもの好きという意味でも、創造的という意味でも、刺激を追い求めがちという意味でも。
- 保守派は、リベラル派よりも、実直。 几帳面という意味でも、ルールにきちんと従うという意味でも、義務を重んじるという意味でも、規律正しいという意味でも。
- 保守派は、リベラル派よりも、即断即決を重んじる傾向にあり、一度決めたことは最後までやり通そうとする傾向が強い。
- 「死」について考えるように仕向けると――心理学者が「死の顕在化」と呼ぶ心的状態に置かれると――、多くの人は保守寄りの意見に傾く。
- 保守派は気弱な幼児だった過去を持ちがちな一方で、リベラル派は気丈な(自信のある)幼児だった過去を持ちがち。
ちなみに、私の部屋は散らかってるんだよね。保守かリベラルかに二分するんじゃなくて、もう少し細かく分類した方がいいんだろうかね。