●Tyler Cowen, “How big is your chance of dying in an ordinary day?”(Marginal Revolution, July 18, 2013)
英国で暮らす平均的な成人が普段通りの一日を過ごしていて命に関わる出来事に遭遇する(死に直面する)確率は、「1マイクロモート」として表される。20枚のコインを同時に宙に放り投げて、下に落ちた時にすべて表が出る――20枚のコインを同時に宙に放り投げて下に落ちた時にすべて表が出たら命を奪われるというロシアンルーレットに挑戦して、敗北する――のと同じくらいの確率であり、その値は100万分の1。
マイケル・ブラストランド(Michael Blastland)&デイヴィッド・シュピーゲルハルター(David Spiegelhalter)の二人の共著である『The Norm Chronicles: Stories and Numbers About Danger』(邦訳『もうダメかも――死ぬ確率の統計学』)より引用。リスクの適切な捉え方が学べる興味深い一冊だ。