ブルームバーグに寄稿したばかりの記事の一部を引用しておこう。
2010年から2019年までの10年間にアメリカでヒットした本(フィクション)のランキング(ベストセラー一覧)を見てみるといい。上位10冊のどれをとっても主人公は女性だし、上位7冊が女性作家の手になるものだ――「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」シリーズが1位から3位までを独占している。上位10冊中3冊でタイトルに「少女」(“Girl”)という言葉が入っている――。
過去10年のトレンドの中でも個人的に最も注目に値すると思うのは「文化の女性化」だ。その次にくるのが「(主にモバイル端末の)スクリーンとのにらめっこ」だ。
日々の生活の中で面白い物語に巡り合える機会にとりわけ恵まれている空間と言えば、(主にスマホなどのモバイル端末の)スクリーン(画面)上だ。
記事では他にも色んな話題を取り上げている。
〔原文:“My look back at the last decade”(Marginal Revolution, December 27, 2019)〕