●Tyler Cowen, “Facts about Leon Walras”(Marginal Revolution, July 30, 2011)
1. パリにあるエコール・ポリテクニークを2度受験しているが、合格できず。数学の能力が合格基準に満たなかったためだ。
2. (工学分野の技術者養成機関である)パリ国立高等鉱業学校に入学。在学中は小説を書いたり、文芸批評に熱を上げた。
3. 経済学は独学で学んだ。
4. ノーベル「平和」賞を受賞するにふさわしいと自任していたものの、結局受賞するには至らず [1] … Continue reading。
以上の事実は、エベリン・アドメイト(Eveline J. Adomait)とリチャード・マランタ(Richard G. Maranta)の二人が執筆している『Cocktail Party Economics: The Big Ideas and Scintillating Small Talk about Markets』の中で紹介されているものだ。この本では、あちこちに興味深い話題を散りばめながら、経済学の基本が解説されている。こちらの傑出した教科書を使って学部の講義で経済学を教える際に、格好の補助教材としても使える一冊なんじゃないかと思う。なお、著者の一人がこちらで簡単なインタビューを受けている。あわせて参照されたい。
References
↑1 | 訳注;この事実については、しばらく前に本サイトでも取り上げている(“「レオン・ワルラス、ノーベル賞に自薦していた?」”)。あわせて参照していただけたら幸い。 |
---|