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パトリック・ブラントム&ロラン・ポール「中国の一帯一路構想:欧州にとっての機会と課題」

Patrick Branthomme et Laurent Paul “Les nouvelles routes de la soie : opportunités et défis pour l’Europe” le 15 octobre 2019, Bloc-notes Eco, Banque de France

2013年9月に中国政府が打ち出した「新シルクロード」はアジアとヨーロッパの連結を高めることを目指している。欧州は自身の経済的利益と多国間枠組みを最大限守らなければならない。融資の透明性,質の高いインフラ,環境・社会基準の遵守という原則を設定した最近のG20での進展がその助けとなりえるだろう。

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マリ=アンヌ・ルキエ「フランシュ=コンテの白い黄金:塩の一歴史」

Marie-Anne Rouquier “L’or blanc de Franche-Comté : une histoire de sel” Bloc-notes-éco, Banque de France, le 11 avril 2019.

フランス銀行のブログであるBloc-notes-écoは,フランス銀行のネットワークを活用して地域に関する分析にも手を広げることにしました。そこで,Bloc-notes-écoは折に触れて産業,地域の経済機構,地元産品に関する分析をお届けします。今回の記事はその第一弾となります。


人間にとって不可欠な塩は,貴重な物資だ。歴史の中で取引用のお金や給料の媒体として用いられ,塩は19世紀まで経済の中心的な産品だった。その製塩場のおかげで,フランシュ=コンテ地域圏は地下に眠る「白い黄金」を採掘しつつ1000年以上も特筆すべき繁栄を享受したのだ。

アルケスナン製塩所 出典:Michel Pierre
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クロディアナ・イストレフィ「金融政策決定者を選ぶ:Fedから学ぶ3つの教訓」

Klodiana Istrefi “Choisir les décideurs de la politique monétaire : trois leçons de la Fed” Bloc-notes Eco, Banque de France, 16 mai 2018

今日においては,金融政策は一般的に委員会によって決定されている。米国の連邦公開市場委員会(FOMC)の歴史は,経済に関するFed議長の信条及び金融政策に関する委員会の選好の重力中心が意思決定において重要であることを示している。

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クレマンス・ベルゾン「フランス労働市場の二重性」

Clémence Berson “La dualité du marché du travail en France” Bloc-notes Eco, Banque de France, le 19 décembre 2017

フランスでは,労働市場の柔軟性は本質的に任期付雇用契約(CDD)や臨時雇用による従業員に依拠している。彼らは給与待遇が低く,受ける訓練も少なく,正社員契約(CDI)1 を獲得するのも困難である。こうした労働市場の二重性は社会経済的な課題を生み出す。正社員への移行を容易にするには,公共政策の実施が考えられる。

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  1. 訳注;文字通りには「任期の定めのない雇用契約」であるが,理解の容易さのために正社員と訳出する。 []