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ブランコ・ミラノヴィッチ
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Branko Milanovic セルビア社会主義共和国出身。ニューヨーク市立大学大学院センター客員大学院教授、ルクセンブルク所得研究センター上級研究員。世界銀行調査部で約20年間にわたり主任エコノミストを務めた経験もある。格差研究の泰斗の一人であり、世界の格差の現状を象徴的にグラフ化した「エレファント・カーブ」の生みの親としても有名。サッカーの大ファンでもある。邦訳されている著作に、『不平等について―― 経済学と統計が語る26の話』や、『大不平等――エレファントカーブが予測する未来』がある。セルビア、ベオグラード大学よりPh.D.(経済学)取得。
2022年8月28日
ブランコ・ミラノヴィッチ「ソ連建国の背景について」(2022年8月21日)
ボルシェビキのソ連建国の父たちにとって最重要事項だったのは、当時のソ連構成国の政治的安定性ではなく、その開放性だったのだ。
2022年8月11日
ブランコ・ミラノヴィッチ「インタビュー:ロシア経済、『資本主義だけ残った』、フランシス・フクヤマ、などについて」(2022年7月20日)
そこ〔東欧における革命〕には明らかに民主化以上の要素が存在しており、それこそが民族自決だったのです。〔…〕民主主義は、〔民族主義的な革命に〕偶発的に付随したものだったのです。
2022年8月3日
ブランコ・ミラノヴィッチ「マルクスとケインズの違いに関する短いエッセイ」 (2022年6月29日)
マルクスとケインズの違いは、イデオロギー的なものというよりも、彼らが分析にどのような時間軸を用いているかの違いにあるように思われる。
2022年7月28日
ブランコ・ミラノヴィッチ「資本主義が危機を迎えていない理由」(2019年10月11日)
今回の資本主義の終焉・崩壊論はどうか。私見では「事実誤認」に当たる。これらは、資本主義の問題を誤診している。
2022年7月26日
ブランコ・ミラノヴィッチ「今や人類に希望は存在しない?」(2022年7月15日)
今日の世界状況が、第二次世界大戦後において最悪であるという事実は、過剰表現でもなく、私だけが言っているわけでもない。
2022年5月27日
ブランコ・ミラノヴィッチ「融和主義から戦争へ:ロシア連邦初代外務大臣アンドレイ・コズイレフの政治回顧録を読む」(2022年5月22日)
ロシアは、政治指導者達があまりに無能だったことで、巨大な不遇をかこってきている。彼らは、意図と正反対の政策を実施した。