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アレックス・タバロック 「誰が彼を責められようか?」(2004年8月31日)/「『メタ』パフォーマンス・アート」(2007年7月15日)

●Alex Tabarrok, “Can you blame him?”(Marginal Revolution, August 31, 2004)


ロンドンにある国立美術館のテート・ブリテンに展示されていた作品の一つ(右の画像がそれ)が男性の清掃員によって誤って廃棄されるという事件が起こった。幸いなことに作者(であるグスタフ・メッツガー)が近くに居合わせており、(驚くべきことでもないだろうが)瞬く間に作り直されて事なきを得たということだ。

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●Alex Tabarrok, “Meta Performance Art”(Marginal Revolution, July 15, 2007)


パフォーマンス・アートの大ファンとは言えないのだが、つい最近大好きな「メタ」パフォーマンス・アートにめぐり合うことができた。事の始まりは(動物の死体を切り刻んだ作品死んだ牛の頭にウジ虫やハエを群がらせている作品で知られる)ダミアン・ハースト(Damien Hirst)が制作した現代アート史上最も高価な作品にある。8000個を超えるダイヤモンド――額にして数百万ドル――が散りばめられた頭蓋骨がそれだが、ロンドン在住のアーティストである「ローラ」(ローラ・キーブル)がそっくりな作品(パロディ)を仕上げたのだ。頭蓋骨に(ダイヤモンドの代わりに)スワロフスキー・クリスタル(スワロフスキー社製のクリスタル・ガラス)を散りばめて他のゴミと一緒に真夜中に美術館の外に展示。まさに「プライスレス」。

タイラー・コーエン「市場を嫌う大学人はなんでこんなに多いんだろう?」(2018年11月27日)

[Tyler Cowen, “Why do so many academics dislike the market?” Marginal Revolution, November 27, 2018]

どうやら結局ノージックは正しかったらしい.Raul Magni-Berton と Diego Rios の論文から抜粋:
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サイモン・レン=ルイス「メディアマクロなお健在:それが暗示する根深い問題」

[Simon Wren-Lewis, “Mediamacro is in rude health, and is also indicative of a deeper failure,” Mainly Macro, November 2, 2018]

今度出版された拙著 [AA] で大きく取り上げている問題に,メディアマクロがある.メディアマクロとは,あたかも政府が家計と同じであるかのように財政政策がメディアで扱われている有様のことだ.メディアでは,まるでケインズなんていなかったかのようだ――学術分野としてのマクロ経済学のはじまりとなった『一般理論』が存在しなかったかのような状況になっている.大学1年生向けの経済学教科書では,かならず「政府は家計とはちがう」と解説しているにもかかわらずだ.
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ポール・クルーグマン「失墜した経済思想」(2017年9月22日)

Paul Krugman, Discredited Ideas (Video VOX, 22 September 2017)

金融危機とその後の状況は私たちが思ったように理解不可能なものだったでしょうか。この動画では、ポール・クルーグマンは私たちが学ぶことのできる四つの見解をあげています。この動画は2017年9月22日に開催された「金融危機から10年」と題されたカンファレンスで録画されたものです。1  [Read more…]

  1. 訳注:本訳はクルーグマンが実際に話しているものをもとにしており、動画の英語字幕とは必ずしも一致しません。 []

サイモン・レン=ルイス「医療支出の推移」(2018年11月5日)

[Simon Wren-Lewis, “Health spending over time,” Mainly Macro, November 5, 2018]

NHS への支出が近年増加したことでイギリスの国家支出に医療予算の占める割合が伸びてきているという事実について論評が多少なされている.しばらく Flip Chart Fairy Tales(ブログ)の投稿がなくて物寂しいところでもあるし,今回はグラフ満載で記事を書いてみよう,政治報道で歯がゆいほどに伝えられていない明白な論点を1つ2つばかり指摘したい.
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タイラー・コーエン 「『リパブリカン・クラブ』 ~この絵から何が読み取れる?~」(2018年11月23日)

●Tyler Cowen, “The Republican Club — why is this painting interesting?”(Marginal Revolution, November 23, 2018)


『リパブリカン・クラブ』と題された上の絵はホワイトハウスの壁にかけられていてトランプ大統領もお気に入りらしい。何か目に付くところがあるだろうか? 私なりに思うところをいくつか列挙してみるとしよう。 [Read more…]

ブラッド・デロング 「星条旗の色ってこないでしたっけ? ~星条旗の塗り絵でポカをやらかしたトランプ大統領~」(2018年8月26日)

●Brad DeLong, “How Much Is Left of Donald Trump’s Brain? The Level of Cognitive Decline Here is Close to Being Absolute…”(Grasping Reality with at Least Three Hands, August 26, 2018)


(星条旗の色を塗り間違える大統領。

こちらからは以上です。)

続けてロブ・ベスキッツァ(Rob Beschizza)の記事より。

President Trump colors U.S. flag wrongly in classroom photo op”(「塗り絵の授業で星条旗の色を間違って塗るトランプ大統領。その様子を写真に収められる」);トランプ大統領は星条旗の前でしばらく跪く時間を持つべきなのかもしれない。そうすれば星条旗がどんな見た目かわかるだろうから。以下に「トランパメリカ」国旗を再現したのでご堪能あれ。

タイラー・コーエン 「至る所に市場あり ~寿命が1時間の製品~」(2012年7月17日)/「至る所に市場あり ~あの旗も中国製~」(2008年4月29日)

●Tyler Cowen, “Optimal product durability (Pakistani markets in everything)”(Marginal Revolution, July 17, 2012)


・・・(略)・・・宗教団体が主導する(反米を掲げる)抗議デモの多くはどれもこれも同じパフォーマンスでもってお開きとなる。(アメリカの国旗である)星条旗を燃やして終わるのだ。

・・・(略)・・・宗教団体向けに星条旗を売りつけるサプライチェーンの過半を牛耳っている人物がいる。マムーン・ウル・ラシード氏。30歳。1998年にパキスタンが核実験を行ったことを受けてクリントン政権が経済制裁を発動。学生だったラシード氏はそのことに激怒。それ以来、反米のメッセージが刻まれたプラカードや自家製の星条旗を作るようになったという。昔に比べると比較的冷静な気持ちで星条旗作りに励んでいるとのこと。可燃性の自社製品の寿命の短さについても冷静に受け止めているという。

「丹精を込めて製品を作らせてもらっています。わざわざお買い上げいただくわけですからね」とラシード氏。オフィスはカラチ市でも古くから労働者階級が多く住む地域の一つとして知られているグルシャン・エ・イクバールに構えられている。8フィート×6フィートの間取りの部屋の大部分を占めるデスク。その背後にある椅子に腰掛けて取材に応じるラシード氏。頭には迷彩柄のベースボールキャップを被っている。

「燃やされてしまうことについてどう思うかですって? 我が社の使命は寿命が1時間の(少なくとも1時間は持つ)国旗(星条旗)を作ることにあります。残念な話ではありますが、『買ってから1時間。それだけ持ってくれればいい』というのがお客様の要望であれば我々としてはその声に従うまでです」とラシード氏。

詳しくはこちらを参照されたい。情報を寄せてくれたJake McGuireに感謝。

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●Tyler Cowen, “Markets in everything, China fact of the day edition”(Marginal Revolution, April 29, 2008)


香港メディアの報道によると、中国の南部にある工場がチベットの旗を製造していたために警察の調べを受けたという。広東省にある工場に海外(中国国外)から旗の製作を依頼する注文が入ったのだが、その旗というのがチベット亡命政府の旗だったというのだ。

リンクはこちら。情報を寄せてくれたChristopher Hayesに感謝。

タイラー・コーエン 「国旗のデザインランキング」(2008年1月14日)

●Tyler Cowen, “Which countries have the best and worst flags?”(Marginal Revolution, January 14, 2008)


バージニア・ポストレル(Virginia Postrel)が紹介していて知ったのだが、世界各国の国旗をデザインの良し悪しに応じてランク付けしている試みがあるようだ。どの国の国旗がデザイン面で優れているか(あるいは劣っているか)という問いは思いのほか啓発されるところの多い問いだ。詳細はこちらのページをご覧あれ。ガンビアの国旗第一位に輝いているようだが解せないね。個人的に一番のお気に入りはずっと変わらずブラジルの国旗だ(ブラジルに行ったことがないと気付かないかもしれないが、国旗の中央には「秩序と進歩」という言葉がポルトガル語で記されている)。あとはハイチの国旗もお気に入りだが、その理由の一部は国旗の背後にある歴史――宗主国だったフランスに抗して蜂起するのにあわせてフランス国旗(トリコロール)の白色の部分を取り除いて出来たのがはじまり――にある。日本やスイスの国旗もいいね(記号っぽいという意見もあるだろうけれど)1。月と星が描かれているトルコの国旗なんかはクールなデザインだなあと昔から感じているものだ。

敗者(ランキング下位の国)の一覧はこちらだが、見ていて一番面白いのはこっちだね。AK-47(カラシニコフ銃)が描かれているモザンビークの国旗は最下位争いをしているようだ。フォークランド諸島の旗も「欠陥品」との評価を頂戴しているようだね。

件のランキングを作成しているのはオタゴ大学に籍を置く研究者2。彼がこれまでに公けにした論文の一覧はこちら。ランキングの作成手法の詳細についてはこちらを参照のこと。

  1. 訳注;ちなみに、件のランキングでは日本の国旗は第三位という評価になっている。 []
  2. 訳注;ランキングの作成者であるジョシュ・パーソンズ(Josh Parsons)氏は2017年に44歳の若さで亡くなっているようだ。 []

タイラー・コーエン 「一国の通貨にはいかなる特徴を備えた図柄を描き込むべきか?」(2005年12月17日)

●Tyler Cowen, “What is currency good for?”(Marginal Revolution, December 17, 2005)


素敵なレストランで友人とディナー。楽しいひと時を終えて勘定を払いにレジへと向かう。財布から200フラン紙幣を取り出すとそこにはエイズウイルスが描かれている。

・・・てな事態がスイスで現実のものとなるやもしれない1。とは言え、中央銀行には拒否権があるとのことなのでどうなるかはまだわからない。詳しくはこちらを参照されたい(フラン紙幣の新デザイン案の画像もいくつか紹介されている)。ところで、スイスの通貨は昔からお気に入りの一つだ。中でも一番のお気に入りはオイラー紙幣(数学者のレオンハルト・オイラーの肖像が描かれた旧10フラン紙幣)。物理学者や数学者の肖像が描かれている紙幣の例についてはこちらを参照のこと。

ついでにもう少し一般性のある問いについても検討してみるとしようか。一国の通貨に描かれる図柄はどんな特徴を備えている(どんな役割を担う)べきだろうか? 考え得る候補をいくつか列挙するとしよう。 [Read more…]

  1. 訳注;2005年にスイスで新紙幣の導入にあわせてデザインコンぺが開催され、紙幣の図柄としては一風変わったデザインの作品がグランプリを獲得したことがある。この話題については本サイトで訳出されている次の記事も参照されたい。 ●マーク・ソーマ 「アートとしてのお金」(2018年11月25日) []