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ピーター・ターチン「ロシア革命の意義」(2017年11月7日)

The Significance of the Russian Revolution
November 07, 2017 by Peter Turchin

今日は、ロシア十月革命の百周年記念日だ。ボリシェヴィキによって率いられた、暫定政府への武装蜂起は、1917年11月6・7日(ユリウス暦では10月24・25日)に始まり、翌日夜の、冬宮1 への襲撃でクライマックスに達している。

十月革命は、まさに地球規模の意味を持つ出来事、『世界を揺るがした10日間』であった。まず、壊滅的な影響をロシアにもたらしている。1917年の2つの革命(二月革命と十月革命)は、血塗られた内戦であり、スターリンの独裁体制を確立させ、ロシア社会に甚大な犠牲を課した。犠牲は、人口動態的なものであり(何千万人もの人々が、殺害され、飢餓と病気で死亡し、労働収容所への収監と移住を強要されている)、文化的なものでもあった(例えば、ロシア正教への弾圧による帰結)。 [Read more…]

  1. 訳注:ウィンター・パレス、冬宮殿とも呼ばれる、ロシア皇帝が冬季に滞在していたネバ川沿いにあった宮殿。 []

タイラー・コーエン「ウクライナ: 何が間違っていたか、そしてどう立て直すか」(2015年5月)

[Tyler Cowen, “*Ukraine: What Went Wrong With It and How to Fix It,*” Marginal Revolution, May 22, 2015]

 

これはアンダース・オースランドの新しい本であり、全面的に参考になる。以下は私が学んだいくつかのことである。

 

  1. ウクライナの若者の80%が何らかの高等教育を受ける。
  2. ウクライナのGDPに占める年金支出は2010年頃には約18%で、世界最高水準の年金支出である。そのほとんどは老齢年金であり、寿命は68.5歳と比較的短く、UNDPによるとこれは世界で122番目である。
  3. この本の出版時点で、ウクライナの公的支出はGDPの53%を占める
  4. ウクライナはお金を使い果たしつつある…” オーケー、これは既に知っていることだ。
  5. 平時において1989年から1999年にウクライナがまずくいった以上にまずくいった経済はない。公式な統計によれば、10年間で、ウクライナのGDPは合計で61%急落した。しかしながら、このいくらかは闇市場の成長によって相殺された。
  6. ドンバス[1]は含まれているけれども、クリミアはもはやウクライナのGDPの公式統計に含まれていない

 

[1] 訳者注: ドンバスとは、ウクライナ東部の地域であり、「ドネツク人民共和国」や「ルガンスク人民共和国」を名乗る勢力が分離独立を主張している。