ニューヨーク・タイムズ紙で「21世紀のベスト100冊」が選ばれている。私も票を投じている。以下に、私が選んだ10冊を再掲しておこう。深く考えずに、思い付きで選んだ10冊だ。順不同だ。対象は、21世紀に入ってから「英語」で出版された本(原著が出版されたのが20世紀中でも、英訳が出たのが21世紀に入ってからのようなら対象に含まれる)。どれもフィクションなのは、偶然じゃない。
- 『Living to Tell the Tale』(邦訳『生きて、語り伝える』)by ガブリエル・ガルシア=マルケス(Gabriel García Márquez)
- 『To the End of the Land』(『地の果てへ』;未邦訳) by デイヴィッド・グロスマン(David Grossman)
- 『Pachinko』(邦訳『パチンコ』)by ミン・ジン・リー(Min Jin Lee)
- 『The Savage Detectives』(邦訳『野生の探偵たち』)by ロベルト・ボラーニョ(Roberto Bolaño)
- 『Hateship, Friendship, Courtship, Loveship, Marriage』(邦訳『イラクサ』)by アリス・マンロー(Alice Munro)
- 『The Three-Body Problem』(邦訳『三体』)by 劉 慈欣(Cixin Liu)
- 『Solenoid』(『ソレノイド』;未邦訳)by ミルチャ・カルタレスク(Mircea Cartarescu)
- 『My Brilliant Friend (and the entire quadrology)』(邦訳『ナポリの物語』)by エレナ・フェッランテ(Elena Ferrante)
- 『Submission』(邦訳『服従』)by ミシェル・ウエルベック(Michel Houellebecq)
- 『My Struggle, volumes 1 and 2』(邦訳『わが闘争』)by カール・クナウスゴール(Karl Knausgaard)
〔原文:“The ten best books since 2000?”(Marginal Revolution, July 14, 2024)〕