●Miles Kimball, “The Litany Against Fear”(Confessions of a Supply-Side Liberal, August 27, 2012)
明日、歯医者に行く予定になっているのだが、根管治療待ったなしっぽいようだ [1] 訳注;歯の根を治療しないといけなくなりそうだ、という意味。。歯医者の診察台に座るたびに、我が身に「中型」の「恐怖」が迫ってくる。そんな時に、きまって頼りにしてきたのが「ベネ・ゲセリットの祈り」――フランク・ハーバート(Frank Herbert)〔日本語版ウィキペディアはこちら〕のSF小説『デューン』シリーズ〔日本語版ウィキペディアはこちら〕に出てくる「ベネ・ゲセリットの『恐怖に抗する祈り』」――だ。以下に引用しておこう。
恐れてはいけない。
恐怖は心を殺すもの。
恐怖は何もかもを忘れさせてしまう小さな死。
我が身に迫り来る恐怖に立ち向かおう。
我が身を横切り給え。我が身を通り抜け給え。
恐怖が我が身を去った時、心の目でその軌跡をなぞるとしよう。
そこ [2] 訳注;恐怖が通り過ぎた跡。 には何も残っていない。
ただ僕だけが残っているのだ。