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タイラー・コーエン 「教師の務めとは? ~マックス・ウェーバーの言葉~」(2008年6月15日)

●Tyler Cowen, “Teaching”(Marginal Revolution, June 15, 2008)


本ブログの熱心な読者の一人であるRolandから、マックス・ウェーバー(Max Weber)の次のような言葉がメールで送られてきた1

有能な教師が果たすべき第一の任務とは何か? それは、学生達に「不都合な」事実を認めるよう教えることにある。ここで「不都合な事実」というのは、自らの党派的な立場にとって都合が悪い事実を指している。どのような党派的な立場にとっても――誰の意見にとっても――、甚だ都合の悪い事実というのが存在するものだ。学生達が自らの力でそのような(不都合な)事実の存在を認められるようになる手助けができたとしたら、その教師は単なる教育上の任務にとどまらない成果を収めたと言っていいだろう。その教師は「道徳上の成果」(moral achievement)を収めたのだとつい叫んでしまいたいくらいだが、教師が当然果たすべき任務に対してそのような表現を用いることは大げさすぎるように感じられるかもしれない。

  1. 訳注;『職業としての学問』からの引用。岩波文庫に収録されている『職業としての学問』(尾高邦雄訳)だと、pp.52~53に該当する文章がある。ただし、以下は拙訳。 []

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