2008年12月に,テネシー州メンフィスの新聞が,同州の拳銃携行許可を得ている人々の氏名・郵便番号・年齢の検索可能なオンライン・データベースを公開した.本研究では,メンフィス市での詳細な犯罪データと拳銃携行許可のデータを用いて,同データベースの周知が強盗事件におよぼした影響を推定する.我々の研究からは,同データベース公開後に,拳銃携行許可の件数が少ない郵便番号地域では強盗件数が増加し,携行許可が多い地域では減少していることが見出された.
上記は,Alessandro Acquisti & Catherine Tucker の新しい NBER ワーキングペーパーからの引用.工業化された他の国々とくらべて合衆国は強盗発生率が低いのは意外だった.とくに,押し込み強盗に比べるとその率は低い.
おそらくきちんと銃を登録している人たちが強盗するケースは少ないのだと思われます。
犯罪者の使う銃は不法に所持しているケースが多いため
そのように見えるのだと思われます。