アレックス・タバロック 「誰が彼を責められようか?」(2004年8月31日)/「『メタ』パフォーマンス・アート」(2007年7月15日)

●Alex Tabarrok, “Can you blame him?”(Marginal Revolution, August 31, 2004)


ロンドンにある国立美術館のテート・ブリテンに展示されていた作品の一つ(右の画像がそれ)が男性の清掃員によって誤って廃棄されるという事件が起こった。幸いなことに作者(であるグスタフ・メッツガー)が近くに居合わせており、(驚くべきことでもないだろうが)瞬く間に作り直されて事なきを得たということだ。

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●Alex Tabarrok, “Meta Performance Art”(Marginal Revolution, July 15, 2007)


パフォーマンス・アートの大ファンとは言えないのだが、つい最近大好きな「メタ」パフォーマンス・アートにめぐり合うことができた。事の始まりは(動物の死体を切り刻んだ作品死んだ牛の頭にウジ虫やハエを群がらせている作品で知られる)ダミアン・ハースト(Damien Hirst)が制作した現代アート史上最も高価な作品にある。8000個を超えるダイヤモンド――額にして数百万ドル――が散りばめられた頭蓋骨がそれだが、ロンドン在住のアーティストである「ローラ」(ローラ・キーブル)がそっくりな作品(パロディ)を仕上げたのだ。頭蓋骨に(ダイヤモンドの代わりに)スワロフスキー・クリスタル(スワロフスキー社製のクリスタル・ガラス)を散りばめて他のゴミと一緒に真夜中に美術館の外に展示。まさに「プライスレス」。

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