ラルス・クリステンセン 「グローバル社会の一員として生きる私の一日 ~自由貿易を讃えて~」(2015年5月27日)

●Lars Christensen, “A random day in my global life – a celebration of free trade”(The Market Monetarist, May 27, 2015)


今回のエントリーはパソコンを使って書いている。このパソコンをデザインしたのはアメリカ人だが、組み立てられたのはおそらく中国のどこかだろう。

今日携帯電話で話した相手はインド人一名にアメリカ人二名。携帯電話は日本製。電話相手の3名の住まいはそれぞれデンマークにポーランドにラトビア。

今日は移動するためにUber(ウーバー)――アメリカ発の見事なアイデア――を使って車を呼びもした。その車の運転手は男性でパキスタン生まれ。彼が流暢なデンマーク語で語るところによると、彼は既婚者で子供が4人いるとのこと。家の中では家族一同デンマーク語で会話し、妻と口論する時はスペイン語とウルドゥー語が飛び交うという(彼の妻はスペイン系パキスタン人)。

今は妻と娘と一緒に自宅にいるところだ。私の妻はデンマーク人だが、アフリカ育ちで流暢なラオス語の使い手でもある。息子は私の両親と一緒にスウェーデンにある別荘に滞在中だ。

もう少ししたらNetflix(ネットフリックス)――またぞろアメリカ発の見事なアイデア――で映画でも視聴しようかと思っている。もしかしたらMyHeritageもチェックするかもしれない。スウェーデン南部に起源を持つクリステンセン家の家系図の最新情報を確認するためだ(今朝のことだが、スウェーデン人の男性からこの件についてメールで有益な情報を教えてもらったのだ)。

今日一日を過ごすために必要となるお金は世界中にある企業や金融機関に労働サービスを提供して稼いだものだ。

財や資本、労働力の国境を越えた自由な移動に歯止めをかけよ。そのように主張する輩は私に今よりもずっとつまらなくてみすぼらしい一日を過ごさせようと迫っているも同然なのだ。

自由貿易万歳!

読者の皆さんも今日一日を私のようにグローバルな観点から振り返ってみてはいかが?

(追記)言い忘れたが、今日の昼食はメキシコ料理(フランス産のワイン付き)だった。

(追々記)同じく今日のことになるが、LinkedIn(リンクトイン)で世界各国に住む5~6名の人物からつながりリクエストを頂戴した。リクエストをくれた相手はインドに住んでいたりイスラエルに住んでいたりと住まいはバラバラだが、一人ひとりと知り合いになれて大変嬉しい限りだ。

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