月: 2024年9月

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ジョセフ・ヒース「ジョン・ロールズと西洋マルクス主義の死」(2024年8月25日)

「ロールズの著作を読むとき,最大の難所は,どうしてその本がそんなにも重要だったのかを見抜くことだよ――なにしろ,おそろしく退屈に思えるからね(一般向け,初歩的,などなど).」 この難所を乗り越えるために私から言える最良の提案は,『正義論』を読むのであれば,「これこそ,西洋マルクス主義を殺した本だぞ」と思いながらとりかかり,いったいどうやってそれを成し遂げたのかを見抜くことに集中することだ.

ジョセフ・ヒース「反自由主義的リベラリズム」(2024年7月30日)

YIPたちはこの緊張関係を処理するために、伝統的なリベラルの教義に潜む曖昧さや抜け穴を利用して、自らの奉じる価値と戦術との間にある矛盾を中和している。結果、私が「反自由主義的リベラリズム(illiberal liberalism)」と呼ぶ政治スタンスが生まれる。