タイラー・コーエン 「代表チームの勝利には危険が伴う?」(2005年4月7日)

●Tyler Cowen, “Are sports winners more violent than sports losers?”(Marginal Revolution, April 7, 2005)


研究チームが分析対象として選んだのは1995年から2002年までの間に行われた合計106試合のラグビーおよびサッカーの国別対抗戦。試合が無い日だと暴行による怪我で(急患として)病院に担ぎ込まれる人の数は1日平均21人。それではウェールズ代表の試合が行われる日はどうかというと、ウェールズ代表チームが試合に敗れた場合には暴行による怪我で病院に担ぎ込まれる人の数は1日平均25人に上昇するという。しかしながら、ウェールズ代表チームが試合に勝つと事態はさらに悪化し、その数(暴行による怪我で病院に担ぎ込まれる人の数)は1日平均33人に達するというのだ。

対抗戦は血の気の多い乱暴者を集結させる面があるのだろう。少なくともそう言えそうだ。そして代表チーム(応援するチーム)が勝利すると乱暴者としての血が騒ぐのかもしれない。それに加えて、(代表チームの勝利を祝って飲み交わされる)アルコールの影響も忘れちゃいけないだろう。詳しくはこちらの記事を参照されたい [1] 訳注;記事の中で取り上げられている研究はこちら

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1 訳注;記事の中で取り上げられている研究はこちら
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