ある新論文によれば,他人に過ちをおかしたとき,マインドフルネスがとくに有害になるかもしれないという.どうやら,この一般的な瞑想技法は,罪悪感を薄めることによって,自分の過ちをわびる意思を削いでしまうらしい. 「マインドフルネスを高めると,自らの過ちや他人への義務から意識をそらしてしまうことがあり,ときに,倫理基準を緩めてしまうことにもつながります」と Andrew Hafenbrack は言う.同氏は,ワシントン大学で経営・組織論の准教授をつとめており,この研究の中心人物だ.
記事はこちら.元になった論文はこちら.もしかすると研究手法がインチキかもしれないけれど,それはそれで,この研究結果がなるほどありうる話だということに注意を向けてくれる.