タイラー・コーエン 「迷信の力 ~季節変動ショックとしての『13日の金曜日』~」(2010年8月13日)

「13日の金曜日」には多くの人がビビり倒すせいで、経済活動が鈍るらしい。
画像の出典:https://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=22414676

今度の金曜日には、恐怖のあまりベッドから一歩も動かない人もいるだろうし、飛行機に乗るのを頑な(かたくな)に拒む人もいるだろう。家とか有望株(値上がりが見込まれている株式)とかを買うのを控える人もいるだろう。今度の金曜日は、13日の金曜日。多くの人がビビり倒す日なのだ。

「『13日の金曜日』には、飛行機に乗る人が減りますし、ビジネスがいつものように回りません。そのせいで生じるビジネス上の損失は、8億ドルないしは9億ドルに上ると推計されています」と語るのは、ドナルド・ドッシー(Donald Dossey)氏。ノースカロライナ州のアシュビル市に居を構えるストレスマネジメントセンター&恐怖症研究所の設立者だ。

全文はこちらBrainPicker 経由で知ったネタだ。「13日の金曜日」に生じる損失額は8億ドルないしは9億ドルとのことだが、どこまで信用していい推計かはわからないし、損失の一部は(13日以外の)別の日に埋め合わされることになりそうだ。ビジネスの予定が前倒しされるなり先送りされるなりして。


〔原文:“A short seasonal cycle: both a negative supply shock and a negative demand shock”(Marginal Revolution, August 13, 2010)〕

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