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Diane Coyle
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2023年12月14日
ダイアン・コイル 「経済予測の腕を磨くには ~レベッカ・ソルニット(著)『迷うことについて』を読んで~」(2011年10月12日)
経済予測の腕を磨くためには、馴染み深いものにばかり目を向けていてはダメで、馴染みのない未知なるものに取り巻かれていて迷子なのを自覚しなくちゃいけない。
2023年11月6日
ダイアン・コイル「経済学者がみんな『新自由主義者』なわけじゃないよ:ウェンディ・ブラウン『いかにして民主主義は失われていくのか』について」(2015年7月18日)
経済学の大部分を新自由主義だと切り捨ててしまうなら、私見では、この概念は全く役立たずなものになる。
2023年6月21日
ダイアン・コイル 「アンポップ経済学 ~主流派経済学に対抗する『反主流派』経済学~」(2010年7月25日)
主流派経済学に肯定的な「ポップ経済学」には、対抗勢力が存在している。「反主流派」たる「アンポップ経済学」がそれだ。
2023年5月20日
ダイアン・コイル 「富裕層への課税を強化するには? ~ケネス・シーヴ&デイヴィッド・スタサヴェージ(著)『金持ち課税』を読んで~」(2016年5月20日)
富裕層への課税強化を後押しした要因は何だったのか? 「戦争」が主因というのがシーヴ&スタサヴェージの答えだ。国家(政府)が国民の大多数に戦争への協力という多大なる犠牲を求めたのと引き換えに、富裕層が高い税金を支払うという社会契約が結ばれたというのだ。
2023年5月10日
ダイアン・コイル 「怒れる男 ~エリク・ロナーガン&マーク・ブライス(著)『Angrynomics』(『憤怒ノミクス』)を読んで~」(2020年6月21日)
世の中を眺め回すと、二種類の異なる「怒り」が渦巻いているというのがロナーガン&ブライスの『Angrynomics』を貫く基本的なテーマだ。二種類の怒りというのは、社会悪に対する義憤(公憤)――良い怒り――と、身内びいきの排外的な私憤――悪い怒り――である。