●Tyler Cowen, “Phantom markets”(Marginal Revolution, December 5, 2004)
おじいちゃん(祖父)の「霊」を怖がる6歳の息子のために、母親が立ち上がった。オークションサイトであるeBay(イーベイ)に、おじいちゃんの霊を出品したのだ。これまでに34件を上回る入札があり、今のところの最高入札額は78ドル(最新の情報によると、最高入札額は1万5000ドルにまで吊り上がっているようだ)。
母親のメアリー・アンダーソンがおじいちゃん(メアリーにとっては実父)の霊をオークションサイトに出品したのは、息子のコリンがおじいちゃんの霊を怖がっていたからだという。おじいちゃんが幽霊になって戻ってくるんじゃないかと恐れていたというのだ。おじいちゃんが亡くなったのは昨年で、コリンはそれ以来一人きりで家の中を歩くのを避けるようになったという。
・・・(中略)・・・
落札者には、手で触れることのできる商品が送り届けられる。おじいちゃんが愛用していた金属製のステッキもセットで出品されているからだ。母親のメアリーによると、オークションの売上金で息子のコリンに飛び切りのプレゼントを買ってあげる予定だという。
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●Alex Tabarrok, “Econometrics of Bigfoot and UFOs”(Marginal Revolution, September 1, 2008)
「ビッグフット&UFO(未確認飛行物体)の計量経済学」というテーマで、ピーター・リーソン(Peter Leeson)がFreakonomicsブログに記事を寄稿している。リーソンによると、アメリカ国内でUFOの目撃件数が多い州では、ビッグフットの目撃件数も多い傾向にあるという。そのことを踏まえて、リーソンなりにいくつかの結論を引き出しているが、残念ながらどれもこれも大間違いだ。正しい結論を導き出したいというのであれば、若き同僚(であるリーソン)にはこちらの作品 [1] … Continue readingの研究に時間を割いてもらう必要がありそうだ。