ジェイソン・コットケ(Jason Kottke)のブログエントリーより。
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「至る所に市場あり」:珍しいシリアル番号(記番号)のドル紙幣に大金を払ってくれる人たちがいるらしい。
人気があって高値がついているのは、若い番号(00000001~00000100)。(前から読んでも後ろから読んでも同じになる)回文数(例えば、23599532)。ゾロ目(8桁すべてが同じ数/同じ数が8つ並んでいる)。同じ数が7つ並んでいるケース(例えば、66666665)。数が順番に並んでいるケース(例えば、45678901)。歴史的に重要な出来事が起こった日付と一緒のケース(12071941) [1] 訳注;1941年12月7日。日本軍が真珠湾に奇襲を仕掛けた日。 。ここから先になると、基準が曖昧になってくる。(お金のコレクターである)アンディス氏が探しているのは、シリアル番号が「31415927」の円周率紙幣(パイ紙幣)。数字がバラバラに並んでいるように見えるので、手持ちの財布に入っていても気付く可能性は低い。
気付かないというのは、かなりの損だ。なぜなら、珍しいシリアル番号の紙幣は、額面をはるかに上回る値で売れることがあるからだ。アンディス氏が運営しているウェブサイトでは、シリアル番号が「00000002」の1ドル紙幣が目下のところ2,500ドル(!)で売られている。2,500ドルなんて端金(はした金)だと思うなら、シリアル番号が「33333333」の5ドル紙幣がいくらで売られているか確かめてみるといい。13,000ドル(1万3千ドル)だ。
今朝なんか、ベーグル売り場にあるチップ入れを凝視しようかと思ったくらいだ。これはという2ドル紙幣が入ってたら、まんまと抜き取れるように。
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(追記)ボストン・グローブ紙に掲載されたグレアム・ウッド(Graeme Wood)の記事が元ネタらしい。
〔原文:“Who needs the law of one price?”(Marginal Revolution, September 19, 2013)〕
References
↑1 | 訳注;1941年12月7日。日本軍が真珠湾に奇襲を仕掛けた日。 |
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