アレックス・タバロック 「乗るなら、ラマよりもウマ」(2005年8月2日)

インカやアンデスの民は、だいぶしんどい体勢でラマの背に乗っていたようだ。
画像の出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/25620570

ブラッド・デロング(Brad DeLong)がジャレド・ダイアモンド(Jared Diamond)の『Guns, Germs, Steel』(邦訳『銃・病原菌・鉄』)について秀逸なエントリーを連発している(こちらこちらを参照)。千言万語を費やす代わりに、「百聞は一見に如かず」といくとしよう。ペルーの首都リマにある国立考古学・人類学・歴史博物館で展示されている以下の像をご覧あれ。

おそらくは、インカやアンデスの民はこんな感じでラマに騎乗していたんだと思う。どうして乗り手がこんな変な体勢をしているかというと、ラマは体があんまり丈夫じゃないので、体重をラマの背中に満遍なく分散させるにはこうするのがベスト(一番)だからだ。キャプションボードには「輸送手段として使われたラマ」とだけ書かれていて、その他の情報は見つけられなかった。


〔原文:“Why Horses are Better than Llamas”(Marginal Revolution, August 2, 2005)〕

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