経済学101は主に皆様の寄付によって賄われています。温かい支援をお待ちしています

タイラー・コーエン「乱射事件の増加を説明する最良の説は?」

(Tyler Cowen, “What is the best theory for the rise in mass shootings?,” Marginal Revolution, December 11, 2015.)

まず留意しておこう.発砲事件は全体として減少してる.それも,大幅に減っている.そのうえで,Michael Rosenwald がこう述べている:

1975年だと,誰かが通りを歩き回りながら人々に発砲するなどという考えはあまりにも意想外すぎて,対応した警官の1人は事態そのものを信じなかったし,対処する訓練も受けていなかった.「無差別発砲者」(active shooter) という用語は,まだ文化的語彙に登場していなかった.いまや,乱射事件はありふれたことになってしまって,襲撃犯どうしでインスピレーションを与えあっているほどだ.また,犠牲者の選別度合いも小さくなってきているように見える.

1966年のテキサス大学乱射事件は,転換点だったとみられている.その次の転換点は,1999年のコロンバイン高校乱射事件だ.事件が起きたタイミングは,交際メディア仮説と正確に合致はしない.だが,交際メディアが同意見の増幅効果(エコーチャンバー効果)と模倣犯効果(コピーキャット効果)で大きな役割を果たしている見込みは高い.ありとあらゆる種類の名声追求行動が増加していないだろうか?

他に考えうる検証可能な予測はなにがあるだろう? 襲撃の頻度は加速している.その一方で,繰り返すと暴力犯罪と殺人は大幅に減少している.


Comments

  1. いつもありがとうございます。
    「交際メディア」という訳はあまり一般的でないように思うのですが、意図的なのでしょうか?

コメントを残す